月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

カウントフリー機能は、今後のSIMの差別化のキーワードかも?

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もし、楽天モバイルやDMMモバイルにカウントフリー機能が搭載されたら…と想像してみよう。さらに良いサービスになりそうな気がしないだろうか?

ちなみにカウントフリー機能は、OCN モバイル ONEにて先日リリースされた新機能である、これはどういった機能なのかと言うと、専用アプリの「OCN モバイル ONE アプリ」のほか、運営会社であるOCNが行っている別のサービス「050 plus」「マイポケット」において通信を利用する時、高速データ通信を行ったとしても、OCN モバイル ONEの高速データ容量が消費されなくなる(カウントされなくなる)というものだ。

擁するに、自社のこれらのサービスならいくらでも高速通信して良いですよ、と優遇しているわけである。

同等の機能は、今後きっと他のSIMサービスにも搭載されるようになってくるだろう。現在SIMサービスを提供している会社の中には、すでに多くのユーザーを抱える有名サービスを運営しているところもあり、そういったところがカウントフリー機能を今後追加するのかどうかが興味深い。

例えば楽天モバイル。おなじみのショッピングモール「楽天市場」はもちろん、電子書籍の「楽天kobo」、動画配信サービスの「楽天ショウタイム」、そして通話料金を半額にできるアプリ「楽天でんわ」もある。

楽天モバイルではすでに「楽天スーパーポイント」が貯まるキャンペーンが行われたりしていて、現在でもお得にこれらのサービスを使うことはできるが、ここにさらにカウントフリー機能が加わったら、より強力なメリットが増えることになる。特に楽天市場をよく眺める方にはうれしいに違いない。

例えばDMMモバイル。DMMは美少女オンラインゲームがたくさんあるので、もしそれらがカウントフリー機能に対応して高速通信を思いっきり使えるようになれば、ファンの方にとっては非常に魅力的だろう。ほかにも動画サービス、それにFXとも相性が良さそう。

これらだけでなく、今後の新規参入にも大いに期待が持てる。

例えばLINEがカウントフリー機能を引っさげてMVNOに参入してきたら、かなり大きな勢力になりそうな予感だ。

ほかにも、SmartNews、グノシーといったニュースアプリや、ライブ配信のツイキャス、そして数多くあるスマホゲームメーカーのMVNO参入も、可能性を感じさせるものがある。

逆に、独自のアプリやサービスをあまり持たないプロバイダ、例えばIIJなどは、もしかしたら苦戦を強いられるようになるかも知れない。

スマホアプリやWebサービスは流行り廃りが割と激しいので、よく使うアプリやサービスに合わせてSIMの契約を変更する、といったこともユーザーの間で頻繁に行われるようになるかも知れない。そうなると気になるのが最低利用期間であるが、最近のSIM、特にデータ通信用のものであれば、最低利用期間が無い(あるいは1〜2ヶ月程度)のものが主流なので、おそらくあまり心配はいらないだろう。

(国内でサービス開始するかどうかは分からないが)GoogleのSIMにカウントフリー機能が搭載されるのかどうかにも注目したいところだ。もし搭載されれば、Google検索やGMail、Googleドキュメントなど、恩恵を受けられるサービスは多岐にわたってくる。

これらのような動きが起こってくれば、格安SIM業界はまだまだおもしろくなりそうだ。