月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

Apple SIMのポイントと評判・評価

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端末画面でキャリア契約。モバイル通信業界を変革するか?

Appleが提供するこのApple SIMは、このSIM1つで世界各国のさまざまな通信事業者の通信サービスを自由に選んで利用できるという、特殊な性質を持っている。日本国内ではauが対応している。海外では90の国・地域で、AT&T、Sprint、T-mobileなど主要な通信事業者のサービスに対応。モバイル通信業界を大きく変える可能性を秘めたSIMである。

回線au(日本国内の場合)

Apple SIMのプラン

auで利用できるプラン

プラン名料金最大受信速度通信容量利用期間
LTEデータプリペイド
(チャージ1回あたり)
1,500円100Mbps1GB31日

※表は横スクロールしてご覧ください。

初期費用

価格:600円

通信制限

LTEデータプリペイド:直近3日間(当日を含まない)の通信量が合計3GBを超えた場合、終日通信速度が制限される

Apple SIMのおすすめポイント

  • 端末の画面から、通信事業者(キャリア)・プランを選んで契約できる。
  • 世界中の90の国・地域にある主要な通信事業者に対応。

Apple SIMの気をつけたいポイント

  • 現在のところ、利用可能な端末は一部のiPadのみ。
  • 日本国内では、選べるプランがまだ少ない。

Apple SIMの特徴、他社との比較

端末の画面上で、好きなキャリアの好きなプランを選べる!

一般的なSIMは、通信に必要な情報が書き込まれた状態で通信事業者から送られてくるため、例えばOCNならOCNから提供されたSIM、IIJならIIJから提供されたSIM、といったように、事業者ごとに別々のSIMを使う必要がある。

しかしこのApple SIMは違う。これ1枚で通信事業者およびプランを自由に選んで契約できるという、全く新しいコンセプトを持ったSIMとなっている。

2014年にアメリカで発表された時から大きな話題となっていたこのSIMが、日本では2015年11月にauのネットワークに対応して販売開始された。

初期設定の手順も一般のSIMとは異なっている。SIMを端末に刺して、端末を起動した後に、端末上で通信事業者およびプランを選択することになる。画面の指示に従って、自分の使いたいものを選び、個人情報や支払い方法などの項目を入力して送信すれば、通信サービスが利用できるようになる。昔のパソコンにあった、インターネットのオンラインサインアップのような感覚だ。

SIM自体は安い。対応端末はiPadの一部

Apple SIMの購入はAppleストアで行える。SIM自体の価格は600円

Apple SIMが使える端末は、公式発表ではiPadの一部のWi-Fi+Cellular(セルラー)モデルとなっている。

auのプリペイドプランに注目!

auで使えるプランについて解説しよう。プランは「LTEデータプリペイド」で、1,500円で1GBをチャージできる。

チャージしたデータ容量の有効期間はチャージした時点から31日間。ただし、それが過ぎる前に新たにチャージを行った場合は、残っていたデータ容量とチャージされたデータ容量が合算され、なおかつすべてのデータ容量の有効期限が更新されるようになっている。つまり、最後にチャージした時点から31日間であれば、未使用分のデータ容量は使えるというわけだ。

また、もし有効期限が過ぎてしまっても、24時間以内にまたチャージを行えば、有効期限が過ぎたデータ容量を復活させることができるという機能もある。おそらく、うっかり期限が過ぎてしまった場合のための救済措置だろう。

契約日またはデータチャージの有効期限が切れてから365日間チャージを行わなかった場合、契約は自動的に解除となる。また、au Wi-Fi SPOTやauスマートパスなどの一部サービスは利用不可。

自動リチャージを設定すれば、チャージの手間も不要!

「LTEデータプリペイド」は自動リチャージを設定することもできる。リチャージのタイミングを「データ容量が無くなった時」「有効期限が切れた時」から選択できるほか、自動リチャージを行う回数も指定することができる。

自動リチャージを使用しない場合、データ容量が無くなりそうになると(残容量が5%以下・1%以下になった時)メールで通知してくれる。気づかないうちにデータ容量が空になってしまうようなことが防げて安心。

Apple SIMの評判・評価

世界各国の通信事業者に対応しているApple SIMは、iPadを持って海外に行く頻度が高い方や、海外から日本を訪れる方にとっては、現地でSIMカードを購入する手間が省けて便利

一方、日本国内だけで使うには、現時点では選べる通信事業者およびプランが少ないため、Apple SIMの特徴は生かすことはできない。ただauの「LTEデータプリペイド」は、1GBで1,500円という価格は悪くないので、手軽にチャージできるプリペイドSIMとして使うことは一応可能だ。

今後プランの選択肢がもっと増えてくれば、魅力は大きく高まって来るだろう。

このApple SIMは、これまでの常識を覆す画期的なSIMであるとして、業界での注目度は非常に高い。このSIMを打ち出したAppleにどのような狙いがあるのかは、ネット上でもいろんな憶測が聞かれる。例えば、

  • Wi-Fiで利用するユーザーが多いiPadにApple SIMを標準搭載することで、付加価値を高め、販売台数を伸ばす
  • 通信事業者間の競争を加速させ、通信費の面で優位に立つ(Apple SIMによる通信費がAndroid等よりも安くなることを狙う)

といったものが見られる。実際のところどうなのかは、次第に判明してくるに違いない。

おすすめ度★★★★
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