月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

b-mobile・日本通信SIMのおすすめポイントと評判・評価

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※この記事は古くなっています。

大手キャリアが安くなれば、MVNOはもっと安くなる!

日本におけるMVNOの先駆け、日本通信が提供するモバイル通信サービス。ユーザー目線で合理的な料金を実現することに心血を注ぎ、先頭を切って月額料金の値下げを実現させている。2017年にSoftBank回線の格安SIMが実現したのもこの会社からだ。他にもユニークな段階定額プランや、iPad用の激安プランなどが用意されている。プラン構成が変わることの多いサービスではあるが、常に試行錯誤を続けている証と言えるだろう。

回線docomo・SoftBank

b-mobile/日本通信SIMの料金

主なプラン

プラン名月額料金高速通信容量回線
日本通信SIM 合理的シンプル290プラン 290円~
22,070円
1GB/月~
100GB/月
docomo
日本通信SIM 合理的みんなのプラン 1,390円~
5,790円
10GB/月~
30GB/月
docomo
日本通信SIM 合理的30GBプラン 2,178円~
6,578円
30GB/月~
50GB/月
docomo
日本通信SIM 合理的かけほプラン 2,728円~
8,668円
3GB/月~
30GB/月
docomo
b-mobile 990ジャストフィットSIM 1,089円~
5,269円
1GB/月~
20GB/月
docomo・
SoftBank
b-mobile 190PadSIM データ通信専用209円~
3,608円
100MB/月~
15GB/月
docomo・
SoftBank
b-mobile 190PadSIM SMS付き352円~
3,751円
100MB/月~
15GB/月
docomo
b-mobile START SIM 1,518円1.5GB/月docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

※「合理的シンプル290プラン」「合理的みんなのプラン」「合理的かけほプラン」「Wスマートプラン」「990ジャストフィットSIM」は1GBきざみの段階制
※「190PadSIM」は100MB/1GB/3GB/6GB/10GB/15GBの段階制

初期費用

SIMパッケージ料金:オープン料金(参考価格:3,300円)

かけ放題

  • 合理的20GBプラン(今は16GB):70分通話無料付き
  • 合理的かけほプラン:無制限の通話かけほーだい付き
  • Wスマートプラン:70分通話無料付き
  • 990ジャストフィットSIM:月額550円の「通話5分かけ放題」オプションあり

通信制限

低速度制限時において特にご利用の多いお客様(当日を含む直近3日間の通信量の合計が300万パケット(360MB相当)以上)に対しては、通信の速度を制限する場合あり

動画再生や連続したデータ通信にはトラフィック制御(帯域制御)を設ける場合あり

b-mobile/日本通信SIMのおすすめポイント

  • リニューアルで劇的に安くなったプラン。
  • 通話定額付きのプランが多い。
  • SoftBank回線の格安SIMもラインナップ。

b-mobile/日本通信SIMの気をつけたいポイント

  • コロコロ変わるプラン構成。
  • キャンペーンはほとんど行われない。
  • 低速通信時は通信の最適化が行われる。

b-mobile/日本通信SIMの特徴、他社との比較

3キャリアの新プランに真っ向勝負の「合理的20GBプラン(今は16GB)」!

3キャリアが20GB/月の新プランをリリースしたことに対抗して登場したのがこのプランだ。最初は16GB/月で、docomoの新プランのリリースに合わせて20GB/月に増量するとのこと。

この大容量で、さらに70分通話定額がついて、月額2,178円という抜群の安さである。ahamoより800円ぐらい安い。合理性を突き詰めればここまでできる、というのをこのプランは示してくれた。

さすがに通信品質ではキャリアに劣るが、魅力は十分だ。

データ容量の追加購入も可能で、その料金は1GBあたり275円と普通。最大で30GBまで。

デメリットとしては、当月中に余ったデータ容量の翌月繰り越しができない。これもahamoやpovoと同じ。残念ではあるが仕方がないといったところか。

無制限かけ放題がついた「合理的かけほプラン」!

無制限の電話発信ができて月額2,728円という、素晴らしい安さを誇るプラン。従来だったらこのスペックで月額3,000円~4,000円ぐらいはしたので、いかに安くなったかがわかるだろう。

通話メインで格安SIMを利用するのにぴったり。

月間データ容量は段階制で、スタートは3GB/月で最大は30GB/月。1GBあたりの料金は275円と、上がり幅も妥当なラインだ。

SoftBank回線の格安SIMを実現させた!

日本通信とSoftBankとの粘り強い交渉の末、めでたく提供開始されたSoftBank回線の格安SIM。SoftBank仕様のiPhoneやiPadで利用することができる。SIMロックがかかっていても大丈夫。日本通信の努力が実った形だ。

現在の主なプランは、音声通話が可能な「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」とデータ通信専用の「b-mobile S 190PadSIM」の2つ。

b-mobile S 990ジャストフィットSIM

音声通話機能つきで、データ通信は段階制。数回の仕様アップデートを経て、docomo回線/SoftBank回線を選択可能になり、段階は220円/1GBきざみ、上限は20GBまでとなった

  • 1GBまで:1,089円
  • 2GBまで:1,309円
  • 3GBまで:1,529円
  • 7GBまで:2,409円
  • 10GBまで:3,069円
  • 19GBまで:5,049円
  • 20GBまで:5,269円

音声通話付きSIMとしては、特に1GB〜3GBのあたりでとびっきりの安さが光っている。

段階制ということで、使った分だけの支払いで済むというのもGOOD。極力ネットを使わないようにするか、あるいは元々あまりネットを使わない方なら、最小限の料金のままで使い続けることができるだろう。逆に、たくさんのデータ量を使うことが多いのであれば「合理的20GBプラン(今は16GB)」の方が良い。

データ量をうっかり使いすぎてしまいそうな方は上限を設定しておくと良いだろう。5GB以上を1GB単位で上限を設定でき、それ以上データ量を使えないように、月額料金もそれ以上かからないようになる。安心の機能だ。少ない1GBや3GBで設定できないのはちょっと残念。

かけ放題は標準ではついていないが、月額550円で「通話5分かけ放題」オプションを追加できる。

b-mobile S 190PadSIM

これはデータ専用SIM。当初はiPad用として売り出されたが、現在ならiPhoneや、docomo版であればAndroid端末などでも利用できるようになった。

docomo回線なら、docomo版およびSIMフリーのWi-Fi+CellularモデルのiPad全機種とiPhone全機種、Android、モバイルWi-Fiルーターなどで利用が可能となっている。SIMはSMSあり/なしを選択可能。

SoftBank回線なら、SoftBank版およびSIMフリーのWi-Fi+CellularモデルのiPad全機種とiPhone 5以降の全機種で利用が可能となっている。SIMはSMSなし。

このプランも2018年12月に段階の数や料金が改定され、1GB以降の料金も全体的に安くなった。現在は以下のようになっている。

SMSなし(docomo回線・SoftBank回線):

  • 100MBまで:209円
  • 1GBまで:528円
  • 3GBまで:935円
  • 6GBまで:1,595円
  • 10GBまで:2,409円
  • 15GBまで:3,608円

SMSあり(docomo回線のみ):

  • 100MBまで:352円
  • 1GBまで:671円
  • 3GBまで:1,078円
  • 6GBまで:1,738円
  • 10GBまで:2,552円
  • 15GBまで:3,751円

SMSありの場合の月額料金は、SMSなしより143円上がる。

やはり目立つのは「100MBまでなら月額209円まで」という超低価格。しかしたった100MBでは利用用途はかなり限られてくるだろう。ネット上を見たら「月に数回、ナビアプリを使うぐらいなら十分」といった意見があった。もし同様のことを考えているのであれば、月額209円狙いでこのSIMを検討してみてはいかがだろうか。

データ量の上限設定はこのプランでも可能。3GB・6GB・10GB・15GBで設定できる。

b-mobile/日本通信SIMの評判・評価

日本通信は日本におけるMVNO業界を切り開いてきた会社であり、一般ユーザーからの知名度も比較的高い。

最近は多くのSoftBank回線プランを他社に先駆けていち早く提供開始したほか、携帯業界のブレケッジ(breakage)の問題にも先頭になって立ち向かい、ユーザーにとって合理的な安い料金プランをいち早く実現させている。攻めの姿勢が以前よりもさらに強くなっている印象だ

※ブレケッジ:客に必要以上のプランを契約させて、無駄な料金を払わせて収益を高めること、また客に不十分なプランを契約させて、高額な超過料金を払わせて収益を高めること。

さらに最近は実効速度でも十分な速度が出ているようだ。下りで数Mbps程度が安定して出ているとのレビューがあり、速度が遅いといったレビューはあまり見られなくなっている(動画など連続したデータ通信にはトラフィック制御がかかっているので、おそらくそれ以外の用途で通信した場合だろう)。

これらの甲斐があって、再び人気が高まりつつあるぞ。

ちなみに少し前までは、ネット上のレビューにおいて他社の格安SIMと比べて速度が出にくいという報告がとても多かった。この状況は何年も続き、「b-mobileは遅い」といったマイナスイメージがつき、業界シェアも大手プロバイダに奪われる結果となっていた。それが最近は改善されてきている。トラフィック制御の効果なのか、それともユーザー数が少なくて回線が空いているだけなのかは不明だが、ユーザーから見れば間違いなくプラス要素である。

ただ、新プランが次々と登場するうえに、たいてい新プランの方がお得なので、「もうちょっと待てば、もっとお得なプランが出るかも…」と考えてしまうと契約するタイミングが掴みづらくなってしまう。そこは思い切りが必要だ。どちらかというと新しいもの好きの方に向いているかも。

おすすめ度★★★★
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