IIJmio(みおふぉん)のポイントと評判・評価

優れたプランとサービス品質の高さで業界をリード!
IIJ(インターネットイニシアティブ)が提供するMVNOのモバイル通信サービス。読み方は「アイアイジェイ・ミオ」。音声通話機能のあるプランは「みおふぉん」という愛称で親しまれている。余ったデータ容量の翌月繰り越しやバースト転送機能など、かゆいところに手の届く機能をいち早く取り入れてきた。全プランが複数SIMに対応しているメリットもあるし、お得な2つの通話定額オプションも魅力的。柔軟性が持ち味の格安SIMだ。
月額料金 | 900円~ |
---|---|
回線 | docomo・au |
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申込サイト:IIJmio
IIJmioの料金
プラン
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
タイプD ミニマムスタートプラン | 900円~ | 3GB/月 | 最大2枚 | docomo |
タイプD ライトスタートプラン | 1,520円~ | 6GB/月 | 最大2枚 | docomo |
タイプD ファミリーシェアプラン | 2,560円~ | 12GB/月 | 最大10枚 | docomo |
タイプD ミニマムスタートプラン (音声通話機能つき) | 1,600円~ | 3GB/月 | 最大2枚 | docomo |
タイプD ライトスタートプラン (音声通話機能つき) | 2,220円~ | 6GB/月 | 最大2枚 | docomo |
タイプD ファミリーシェアプラン (音声通話機能つき) | 3,260円~ | 12GB/月 | 最大10枚 | docomo |
タイプA ミニマムスタートプラン | 900円~ | 3GB/月 | 最大2枚 | au |
タイプA ライトスタートプラン | 1,520円~ | 6GB/月 | 最大2枚 | au |
タイプA ファミリーシェアプラン | 2,560円~ | 12GB/月 | 最大10枚 | au |
タイプA ミニマムスタートプラン (音声通話機能つき) | 1,600円~ | 3GB/月 | 最大2枚 | au |
タイプA ライトスタートプラン (音声通話機能つき) | 2,220円~ | 6GB/月 | 最大2枚 | au |
タイプA ファミリーシェアプラン (音声通話機能つき) | 3,260円~ | 12GB/月 | 最大10枚 | au |
eSIMプラン(ベータ版) ライトスタートプラン | 1,520円 | 6GB/月 | 1枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
※大容量オプションもあり
- 20GB/月:月額3,100円
- 30GB/月:月額5,000円
※音声通話・SMS機能のみ(データ通信無し)の「ケータイプラン」もあり
初期費用
パッケージ価格:3,000円
SIMカード発行手数料:タイプDの場合394円、タイプAの場合406円
SMSオプション
タイプD:月額基本料金 140円
タイプA:標準で利用可能
eSIMプラン:利用不可
かけ放題オプション
- 誰とでも3分 家族と10分:月額600円
- 誰とでも10分 家族と30分:月額830円
通信制限
タイプD、eSIMプラン:
- 高速データ通信時は通信制限なし
- 低速データ通信時(200kbps)は、3日間の通信量が合計366MBを超えた場合、通信速度が制限される場合あり
タイプA:
- 高速データ通信時は、直近3日間あたりの通信量が6GBを超えた場合、通信速度が制限される場合あり
- 低速データ通信時(200kbps)は、3日間の通信量が合計366MBを超えた場合、通信速度が制限される場合あり
IIJmioのおすすめポイント
- 回線品質の高さ。
- 高速通信を翌月繰り越し可能、ON/OFFも可能。
- eSIMプランを除く全プランで複数SIMに対応。
- 「みおふぉんダイアル」「ファミリー通話割引」「通話定額オプション」と、電話をお得にかけられるサービスが充実。
- docomo回線・au回線の両方を提供。
- 技術的な情報を積極的に公開している。
IIJmioの気をつけたいポイント
- 専門用語がやや多いため、覚える必要あり。
IIJmioの特徴、他社との比較
選べるプラン。しかも複数枚のSIMに対応!
プランは「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」「ファミリーシェアプラン」の3種類。それぞれ、音声通話機能つきのSIM(みおふぉん)とデータ通信専用のものが用意されており、どちらかを選べる。
各プランの違いは、使えるデータ容量(クーポン)と、使えるSIMカードの枚数だ。
※IIJmioではデータ容量を「クーポン」と呼んでおり、特にプランごとに決められた1ヶ月のデータ容量を「バンドルクーポン」と呼んでいる。
基本的なプランは、バンドルクーポンを1ヶ月に3GBまで使える「ミニマムスタートプラン」と、1ヶ月に6GBまで使える「ライトスタートプラン」で、これらはSIMカードを最大2枚まで利用できる。
そして「ファミリーシェアプラン」は、その名の通り家族で使うことを想定したプラン。バンドルクーポンは12GBと多め。最大10枚まで(うち音声通話機能付きSIMは5枚まで)SIMカードを利用できる。
追加SIM利用料については、「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」は2枚目のSIMカードから、「ファミリーシェアプラン」は4枚目のSIMカードから、SIM1枚につき月額400円がかかるようになる。複数枚のSIMカードを使う際はこの点を覚えておきたい。
docomo回線とau回線を選べる!
docomo回線の「タイプD」に加えて、au回線の「タイプA」も選べるようになり、IIJmioはmineoに続くマルチキャリアのサービスとなった。
「タイプA」のプラン構成は「タイプD」とほぼ同じ。SMSが標準で使用できる点は「タイプA」のみの特徴。
「ファミリーシェアプラン」の場合は「タイプD」と「タイプA」のSIMを混在させることもできる。回線は異なってもデータ容量のシェアは問題無く可能だ。
提供されるのはVoLTE対応SIMのみとなっているため、検討の際はお手持ちの端末がVoLTE対応端末かどうかチェックを。
クーポンのON/OFF切り替えで節約!
IIJmioにはスマホのデータ容量を上手にやりくりするための便利な機能がたくさんある。それらを順番に紹介していこう。
「クーポンのON/OFF切り替え」機能を使えば、高速通信が必要な時だけONにしておいて、そうでない時にはOFFにすることで、貴重な高速通信のデータ量を節約することができる。
IIJmioでは、プランによって決められた量だけLTEによる高速通信(下り最大300Mbps、上り最大50Mbps)でネットができるわけだが、ここで一旦考えてみて欲しい。スマホでネットしている時、常にその速度が必要かと言うと、そうでも無いのではないだろうか。
動画を観たり、撮った写真をクラウドに送信する時などは高速な通信は欠かせない。動画であれば数十Mバイト以上、写真も1枚数百キロバイトはあるだろうから、通信が高速であればあるほど早く送受信を完了させられる。またWebの閲覧をするときも高速な通信が欲しいところ。Webページには画像が多く使われていることがほとんどだし、ページ遷移もその方がスムーズで、閲覧中のストレスも抑えられる。
しかしメールの送受信やTwitterのやりとりであれば、必ずしも通信が高速で無くても大丈夫だろう。それらの通信内容は基本的にテキストデータであり、動画や画像に比べれば容量は非常に軽い(1文字あたり1バイト〜3バイト程度)からだ。
高速通信が必要ない通信にまで高速通信してしまえば、せっかくのバンドルクーポンが無駄になってしまう。そんな時にこのON/OFF機能が役に立つだろう。
ちなみに「ファミリーシェアプラン」で複数SIMを使っている場合は、SIMごとにON/OFFを設定できる。お子さまのSIMは基本OFFにしておいて、使いすぎを防止するといった利用方法も良い。
余ったクーポンは翌月まで繰り越し可能!
2つ目は「クーポンの翌月繰り越し機能」で、これは1ヶ月のうちに使い切れずに余ったクーポンを、翌月まで自動的に繰り越して使える。これもありがたい機能だ。
「来月には旅行があるから、今月は少し使うのを止めて来月たくさん使えるようにしよう」といったことも可能。先ほどのクーポンON/OFFスイッチも併用してクーポンを節約することで、できるだけ多くの容量を来月に繰り越せるように対応することもできる。うまく使いこなせば、快適なスマホライフを送れることは間違いない。
クーポン残量の確認や、クーポンのON/OFF切り替えは専用アプリ「みおぽん」を使って行うことができる。アプリ名がかわいい。IIJmioが開通したら必ず入れておきたい。
クーポンを切らしていても「バースト転送」で快適!
「バースト転送」はネットの快適さを高める機能で、これは低速通信時(クーポンが無くなったときや、クーポンをOFFにしている時)でも、通信の始めの方のみ、ちょっとだけ高速通信になるというもの。
ちょっとの違いとはいえ、この機能があるか無いかではスムーズさが変わってくる。メールのやりとりやTwitterのタイムライン受信など、軽めの通信であれば、低速通信時であっても送受信がもたついたりせずに使うことができるだろう。
大容量のデータ通信ができるようになる「データオプション」!
12GBを上回るような超大容量のプランはIIJmioには無いが、その代わりにあるのが「データオプション」。データ容量を毎月増量できるオプションで、20GB/月と30GB/月の2つがあるぞ。月額制となっており、20GB/月の方は月額3,100円、30GB/月の方は月額5,000円。
例えば3GB/月のプランに20GB/月のデータオプションをつければ、23GB/月を使えるようになるわけだ。
なんと2つを同時に付与することもできる。その場合は50GB/月の追加で、オプション料金は合計で8,100円だ。
なお、もしデータ容量を使い切れずに余った場合も、通常のバンドルクーポンと同様、翌月まで繰り越しされるので大丈夫。
追加クーポンのオプションも用意!
データ容量が足りなくなってしまい、急に必要になった時のための「追加クーポン」もオプションで用意されている。「追加クーポン」は1枚あたり100MBで価格は200円。1ヶ月に最大30枚まで購入することができる。
その他、店頭で購入できる「IIJmioクーポンカード」もあり、500MBで1,500円のものと、2GBで3,000円のものの2種類から選べる。
どちらも有効期限は「3ヶ月後の末日」と、わりと長いので安心。早めに買っておいても大丈夫だ。
IIJmioなら通話料もお得!
音声通話がお得に使えるサービスが豊富に揃っているのもIIJmioの大きなメリットだ。
音声通話SIMで電話をかける時は「みおふぉんダイアル」を使おう。みおふぉんダイアルの専用アプリを使って電話をかければ、誰とでも通話料が半額で済むという、お得なサービスだ。
申し込みは不要で、アプリをインストールすれば簡単に使えるようになるので、こちらもみおふぉんが開通したら早めに入れておくようにしよう(ただし現在はAndroid版のみリリースされている。iOS版は調整中とのこと)。なおアプリが無くても、電話をかけるときに電話番号の先頭に特定のプレフィックス番号をつけてかけることでも利用可能。
「ファミリー通話割引」も家族みんなで使う方にうれしい制度。「ファミリーシェアプラン」で同一に契約している家族のスマホにかけた場合や、同一の契約者名義(mioID)間で通話する場合には20%割引される。こちらも申し込みは不要。「みおふぉんダイアル」と組み合わせて使うこともでき、そうすれば元の料金の60%OFFとなる。
通常、通話料は30秒20円なので、半額なら30秒10円(非課税)、そして60%OFFなら30秒8円(非課税)になるわけだ。
2種類のかけ放題オプションも登場!
電話をかける回数が多い方にはこちらがおすすめ。かけ放題の「通話定額オプション」を使おう。
用意されている2種類の内容は以下の通り。
- 誰とでも3分 家族と10分:国内通話なら1回3分以内の通話が無料、同一ID間の通話なら1回10分以内の通話が無料。月額600円
- 誰とでも10分 家族と30分:国内通話なら1回10分以内の通話が無料、同一ID間の通話なら1回30分以内の通話が無料。月額830円
家族(同一ID)間の通話であれば長めに話しても大丈夫なところが他社のかけ放題サービスには見られないメリット。
国内通話で話せる時間は短めだが、そのぶん料金が安く抑えられており、オプションとして気軽に利用しやすいものとなっている。
「無料通話分が無い」「通話料が高い」…今まで言われてきた格安SIMのデメリットを克服した、ナイスなサービスである。
お役立ちアプリを月額支払いで利用できる「モバイルオプション」!
スマホ向けの総合セキュリティソフト「ウイルスバスターモバイル 月額版」(月額250円) や、有害なWebサイトをフィルタリングできる「i-フィルター for マルチデバイス」(月額360円)などの便利なアプリがオプションとして提供されている。
複数のアプリをまとめたお得なパックとして、お子さまのスマホに適した「みまもりパック」(月額500円)や、ウイルス対策と迷惑電話対策がセットになった「迷惑防止パック」(月額500円)もあるぞ。
特にAndroidのスマホを使っている方で、有名・無名問わずさまざまなアプリをダウンロードして試している方は、セキュリティソフトを入れておくと安心だ。中には不審な挙動をするアプリがあるかも知れない。野放しにしないようにしよう。
街中で高速なインターネットを利用できる、公衆Wi-Fiサービスの「IIJmio WiFi by エコネクト」(月額362円)も魅力。「BBモバイルポイント」と「Wi2」の2種類、合わせて全国で69,000ヶ所以上のWi-Fiスポットに対応。積極的に活用すればデータ通信量を賢く節約できるぞ。スマホはもちろんPCでも利用できるのもポイント。
「eSIMプラン」ベータ版スタート!
物理的なカード無しで契約情報を記録できるeSIM(Embedded SIM:組み込み型SIM)に対応した国内初のプランがIIJmioから登場したぞ。2019年9月時点ではまだベータ版という扱いなので、いち早く体験してみたい方は、いろいろとトラブルに出くわす可能性があることを承知の上で申し込もう。
選べるプランは「eSIMプラン ライトスタートプラン」の1種類。データ通信専用で、データ容量は6GB/月を使える。回線はdocomoで、余ったデータ容量の翌月繰り越しも可能。だいたいの仕様は既存の「ライトスタートプラン」と同じような感じだ。
2019年9月時点で、このプランを利用できる国内の端末は、eSIMを搭載した最新のiPhone・iPadおよびSurface Pro LTE Advancedとなっている。一方でASUS Transbook miniはeSIMを搭載していてもこのプランを利用できない。要するにすべてのeSIM対応端末で利用できるというわけではないため注意が必要だ。動作確認済み端末のリストは公式サイトに掲載されているので必ず確認しよう。
eSIMならではのメリットは薄く、買い方が楽になっただけで、ショボく見えるかもしれない。しかしIIJによると、それを承知の上で「まず出してみた」といった段階とのこと。つまりまだ第1歩を踏み出したところのようだ。IIJのeSIM戦略についてはITmediaの記事を見てみると良い。
なぜβ版でスタート? 独自プランは? IIJに聞く「eSIM」戦略 (1/3) – ITmedia Mobile
電気通信事業法がらみの問題もあって、新しい試みはまだあまり進んでいないようだが、「1年ぐらいかけて『eSIMでよかったね』と言っていただけるものにしていきたいと考えています」とのことなので楽しみである。
IIJmioの評判・評価
有用な機能をいち早く搭載したり、データ容量の増量をいち早く発表するなど、IIJmioは格安SIM業界を牽引する存在と言える。
ユーザーからも早くから人気を集め続けている。MM総研の調査(2017年9月末)によると、IIJのMVNO事業者シェアは第1位。個人向けサービスに限ると楽天に抜かれはしたが2位に位置づけている。
回線品質に対するこだわりが強く、これも支持される理由の1つだ。ユーザーが多いため、通信速度に関してはネット上でもレビューがたくさん見つかる。他の格安SIMと比較しても品質の高さは確かなようで、実効速度は(混雑時にはさすがに速度が落ちるようだが)基本的には下りで10Mbps以上出るなど非常に安定している模様だ。
ユーザーが自分の利用状況に応じて細かくコントロールできるのもIIJmioの魅力。料金的には最安というわけでは無いが、十分に安く抑えられている。高い回線品質と充実した機能のおかげでコストパフォーマンスは抜群だ。
公式サイトもわかりやすく、また「初心者でも安心 IIJmioスタートガイド」「格安SIMの便利な使い方をご紹介 IIJmio知っトク講座」などの解説コンテンツが用意されており、格安SIMを初めて使う方向けにも十分な配慮がなされているところも非常に好感が持てる。
スマホ初心者からヘビーユーザーまでおすすめできる格安SIMである。
- ・音声SIMとセットでキャンペーン対象端末を申し込めば、選べるe-GIFTを最大5,000円分プレゼント! (2020年1月29日まで)
- 新規でeSIMプラン(ベータ版)/データSIMと対象タブレット端末をお申し込みいただいた方に、最大5,000円分のギフト券をプレゼント! (2020年1月29日まで)
- eSIMプランを新規で申し込めば、初期費用が3,000円→1円! (2020年1月29日まで)
おすすめ度:★★★★★
申込サイト>>>IIJmio
- IIJmio公式サイトを必ず確認してから申込をお願いいたします。
- 特典やキャンペーン内容はすべてIIJmio公式サイトの内容が正となります。