LINEモバイルのポイントと評判・評価
※LINEモバイルは2021年3月31日に新規受付を終了しました。

シンプルで実用的。LINEユーザーに最適の格安SIM!
ソフトバンク傘下となったLINEモバイル株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービス。LINEとの相性は抜群で、コミュニケーションアプリによる通信量がカウントフリーになるのが最大の特徴。LINEの年齢認証も可能で、ID検索も使えるようになる。月額660円から使えて安さも十分。格安SIM業界に新たな風が巻き起こりそうなサービスである。
回線 | docomo、SoftBank、au |
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公式サイト:LINEモバイル
目次
LINEモバイルの料金
プラン
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | 回線 |
---|---|---|---|
データSIM(SMS付き) 500MB | 660円 | 500MB/月 | docomo・SoftBank・au |
データSIM(SMS付き) 3GB | 1,078円 | 3GB/月 | docomo・SoftBank・au |
データSIM(SMS付き) 6GB | 1,870円 | 6GB/月 | docomo・SoftBank・au |
データSIM(SMS付き) 12GB | 2,970円 | 12GB/月 | docomo・SoftBank・au |
音声通話SIM 500MB | 1,210円 | 500MB/月 | docomo・SoftBank・au |
音声通話SIM 3GB | 1,628円 | 3GB/月 | docomo・SoftBank・au |
音声通話SIM 6GB | 2,420円 | 6GB/月 | docomo・SoftBank・au |
音声通話SIM 12GB | 3,520円 | 12GB/月 | docomo・SoftBank・au |
※表は横スクロールしてご覧ください。
※端末とセット購入も可能
初期費用
事務手数料:3,300円
SIMカード発行手数料:440円
SMSオプション
標準で使用可能
かけ放題オプション
10分電話かけ放題オプション:月額968円
通信制限
不明
LINEモバイルのおすすめポイント
- 月額660円から使える格安さ。
- LINEなどのアプリで通信量がカウントされない。
- LINEで年齢認証が可能。
- LINEの友達にデータ容量をプレゼントできる。
- フィルタリングアプリが無料で使える。
- イメージキャラクターがかわいい。
LINEモバイルの気をつけたいポイント
- SMS無しのデータSIMは選べない。
- データSIMでも契約時に本人確認書類が必要。
LINEモバイルの特徴、他社との比較
LINEなどの通信がカウントフリー!
やや後発ながら、2016年9月に満を持してリリースされたLINEモバイル。
その目玉となる機能はカウントフリー(LINEモバイルでは「データフリー」と呼んでいる)。特定のサービス(アプリ)において通信量をカウントしないという機能だ。
LINEの運営するLINEモバイルだから、対象サービスの1つはもちろんLINE。追加料金無しでカウントフリーになるぞ。さらに上位オプションをつけることによって以下のアプリも対象にできる。
- LINEデータフリー(+月額0円):LINE
- SNSデータフリー(+月額308円):LINE、Twitter、Facebook
- SNS音楽データフリー(+月額528円):LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC、Spotify、AWA
対象サービスの中でも、どの通信がカウントフリーになるかは細かく決められている。例えば:
- LINE:トーク、スタンプ・画像・動画の送受信、タイムライン画面閲覧・投稿、無料通話、ビデオ通話など
- Twitter:タイムラインやDMの表示・投稿(画像・動画含む)、トレンド・モーメントの表示など
- Facebook:タイムラインやニュースフィードの表示・投稿(画像・動画含む)、お知らせ表示など
- Instagram:タイムラインやストーリーの表示・投稿(画像・動画含む)、検索結果表示、アクティビティ、ダイレクトメッセージなど
- LINE MUSIC:音楽・音声の視聴、歌詞・文章の閲覧、音源の保存、楽曲の検索
※Facebook Live(Facebook上でのライブストリーミング動画)、Facebookが提供するMessenger及びTwitterのライブストリーミング動画(Periscope)は対象外
割と多くの通信が対象になっているのが分かる。特にLINE無料通話、スタンプ、画像、さらに動画までカウントフリーになるのは大きい。
画像や動画のデータ量はテキストに比べてはるかに大きいため、これがカウントフリーで無かったら月々の利用可能データ通信量をかなり圧迫することになっていたはず。LINEモバイルのリリースを待ち望んでいたユーザーの期待を裏切らないナイスな仕様と言える。
たとえ月間の高速データ通信量を使い切った状態であっても、カウントフリー対象の通信は低速にならず、高速な通信のまま利用することができるので安心。
なお、カウントフリー機能の実現にあたっては、ユーザーによる通信内容の一部を通信事業者側が見る必要があり、そのことが「通信の秘密」を侵害するものであることから、LINEモバイルでは契約時にユーザーから個別かつ明確な形で同意を取るようになっている。
格安SIMの中には、ユーザーに十分な説明をしないままに画像や動画など一部の通信に制限を入れたりするようなものも存在するようだが、LINEモバイルはそれとは対照的で、ユーザーにきちんと説明がなされており高い信頼性が保たれている。
LINEの年齢認証ができる!
もう1つのLINEモバイルのメリットは、LINEの年齢認証が可能であるという点だ。
今まで、大手キャリアにできて格安SIMにできないこととして「LINEで年齢認証ができない」という問題が存在していたが、LINE自ら運営するLINEモバイルは見事にその問題を解決した(その代わりに、データSIMであっても契約時に本人確認書類が必要にはなるが)。
これならID検索もバッチリOK。今まで格安SIMに乗り換えをためらっていた方もこれなら問題無く、LINEをフル活用して楽しむことができるだろう。
またLINEのアカウントを作る際にも、通常行われるSMS認証をスキップすることができ、よりスムーズに利用開始することが可能。
好みで選べるプラン!
2020年2月にプラン改定。「ベーシックプラン」をSIMタイプとデータ容量で選び、その後にデータフリーオプション(先述)を選ぶ、といったわかりやすい形式に変わった。
SIMタイプはデータSIM(SMS付き)と音声通話SIMの2種類。データ容量は500MB/月、3GB/月、6GB/月、12GB/月の4種類。オーソドックスな構成だ。
どのプランも、余った月間データ容量は翌月まで繰り越される。また月間データ容量を使いきってしまった場合は月10回まで追加購入できる。料金は0.5GBが550円、1GBが1,100円。
SoftBank回線、au回線も選択可能!
LINEモバイルはトリプルキャリアMVNO。docomo回線に加えてSoftBank回線、au回線も選択できるぞ。
回線によるサービス内容の違いは、留守番電話の料金や国際ローミングの可・不可など、一部に存在するものの、月額料金や高速データ通信量などの基本的な仕様は同じ。カウントフリー機能ももちろん搭載している。
LINEの友達にデータプレゼントしよう!
同じくLINEモバイルを使っているLINEの友達に、データ容量をプレゼントすればきっと喜ばれることだろう。
ただし繰り越し分や容量追加分はプレゼントできないため、当月分のデータ容量からプレゼントすることになる。あげすぎてしまって自分の分が無くなってしまわないようにご注意を。
通話料は半額。かけ放題も利用可能に!
MVNOの格安SIMでもすっかりおなじみとなった、通話料が半額(30秒11円)になる「いつでも電話」アプリ、および「10分かけ放題オプション」が2017年6月にリリース。
「いつでも電話」はLINEモバイル契約者ならどなたでも、アプリをダウンロードするだけで利用可能だ。
「10分かけ放題オプション」はオプションなので、必要な場合は申し込んでおこう。オプション月額料金は968円。「いつでも電話」アプリから電話をかけることで、10分以内の国内通話なら何度かけても定額で済むぞ。10分を超えた場合の通話料は半額になる(30秒11円)。
フィルタリングアプリが無料!
LINEモバイルなら、フィルタリングアプリの「i-フィルター for マルチデバイス」が無料で利用可能だ。
有害情報を含むサイトや、ネット被害にあう危険性があるサイトへのアクセスを防ぐことができるほか、インターネットの利用時間を制限する機能もあり、お子さまが長時間にわたりインターネットを使いすぎてしまうのを防ぐことができる。
インターネットの利用状況を別のPCから確認することもできる。つまり、お子さまのスマートフォンの利用状況を親のPCで確認できるわけだ。インターネット上も現実世界と同様、いろいろなトラブルは起こりえるものである。何かトラブルが発生した、あるいは発生しそうになった時でも、その詳しい状況の把握、対処に役立つだろう。
Wi-Fiオプションで通信量を節約!
公衆無線LANサービスが使える「Wi-Fiオプション」も登場。利用可能スポットは「Secured Wi-Fi」で、コンビニや飲食店、大手スーパーなど全国約49,000ヶ所で使えるぞ。
オプション月額料金は220円。スマートフォンだけでなく、タブレットやPCでもOK。
端末側で初期設定しておけば、あとはWi-Fiスポットのあるエリアに入れば自動的にそこに接続してくれるので便利。できるだけWi-Fiで通信を行うようにすれば、そのぶん高速データ通信量を節約することができるので、エリアをよく利用する方であれば、もしかしたら1段階下の安いプランに移行できるかも知れないぞ。
LINEポイント支払いができる!
LINEモバイルの月額基本料金の支払いにはLINEポイントを使うことができる。
LINEショッピングやLINE Payカードをご利用の方であれば、LINEポイントがいくらか貯まっていることだろう。LINEモバイルなら余ったポイントを無駄なく有効に使えるぞ。
契約者と利用者を区別して運用が可能!
LINEモバイルを使うにあたっては、役割として契約者と利用者を区別することができる。例えばお子さまに使わせたいといった場合、契約者は親で、利用者はお子さま、といった分け方が考えられる。
契約者と利用者は同一人物であってもOK。ご自身でLINEモバイルを使う場合などはそのようにすることになるだろう。
マイページへのログインをしたり各種通知を受け取るのは契約者、データ残量の確認やデータプレゼントは利用者の役割となっている。
契約者、利用者の登録は、それぞれにLINEアカウントを紐付けることによって行う仕組みだ(契約者連携、利用者連携)。
LINEモバイルの評判・評価
格安SIMとしては後発となるが、なんといってもLINEのブランドは大きな武器であるし、月々のデータ通信量を気にすること無くコミュニケーションツールが使い放題となるメリットも◎。
ユーザーに十分な説明を行うなどLINEモバイルのサービスの信頼性を高める努力も評価できるポイントだ。公式サイトが今風のシンプルな作りで、わかりやすいのもGOOD。
MVNOのイベント「モバイルフォーラム2018」では、20代の9割がコミュニケーションフリープランを選んでいることや、「LINEフリープラン」は子供・シニア向けの契約が多く、小学生の9割がこのプランであることが語られた。解約率の低さもLINEモバイルの特徴であるとのことで、ユーザーからは高い支持を集めていることが分かる。
2018年にはソフトバンクと資本・業務提携。同年7月にはSoftBank回線のSIMが登場し、既存ユーザーからも回線変更の受付が殺到するなど高い注目を集めた。さらに2019年4月にはau回線のSIMも登場し、隙の無いサービスになりつつある。
今後もソフトバンクの資本力・販売力を生かしてサービスを拡大して来るだろう。LINEモバイルもKDDIグループのUQ mobileのように、格安SIMの中でも存在感のあるサービスになることが予想される。
おすすめ度 | : | ★★★★★ |
公式サイト>>>LINEモバイル