月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

QTモバイルのおすすめポイントと評判・評価

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※この記事は古くなっています。

3つの回線タイプを選べる、九州生まれの格安SIM!

九州電力の子会社、株式会社QTnetが提供するモバイル通信サービス。九州の方なら光インターネットサービス「BBIQ」で馴染みがあるだろう。日本で初めてdocomo回線の「Dプラン」、au回線の「Aプラン」、SoftBank回線の「Sプラン」の3キャリアのマルチキャリアMVNOとなり、業界を攻めにかかる。データ容量は一般的な6種類から選ぶことができる。「無制限かけ放題」「10分かけ放題」もオプションで利用可能。

回線docomo、au、SoftBank

QTモバイルのプラン

プラン名月額料金高速通信容量回線
Dタイプ データ+通話コース 2GB 1,100円2GB/月docomo
Dタイプ データ+通話コース 4GB 1,540円4GB/月docomo
Dタイプ データ+通話コース 6GB 1,760円6GB/月docomo
Dタイプ データ+通話コース 10GB 1,980円10GB/月docomo
Dタイプ データ+通話コース 20GB 2,200円20GB/月docomo
Dタイプ データ+通話コース 30GB 3,300円30GB/月docomo
Dタイプ データコース 2GB770円2GB/月docomo
Dタイプ データコース 4GB990円4GB/月docomo
Dタイプ データコース 6GB1,430円6GB/月docomo
Dタイプ データコース 10GB1,650円10GB/月docomo
Dタイプ データコース 20GB1,870円20GB/月docomo
Dタイプ データコース 30GB2,970円30GB/月docomo
Aタイプ データ+通話コース 2GB 1,100円2GB/月au
Aタイプ データ+通話コース 4GB 1,540円4GB/月au
Aタイプ データ+通話コース 6GB 1,760円6GB/月au
Aタイプ データ+通話コース 10GB 1,980円10GB/月au
Aタイプ データ+通話コース 20GB 2,200円20GB/月au
Aタイプ データ+通話コース 30GB 3,300円30GB/月au
Aタイプ データコース 2GB770円2GB/月au
Aタイプ データコース 4GB990円4GB/月au
Aタイプ データコース 6GB1,430円6GB/月au
Aタイプ データコース 10GB1,650円10GB/月au
Aタイプ データコース 20GB1,870円20GB/月au
Aタイプ データコース 30GB2,970円30GB/月au
Sタイプ データ+通話コース 2GB 1,100円2GB/月SoftBank
Sタイプ データ+通話コース 4GB 1,540円4GB/月SoftBank
Sタイプ データ+通話コース 6GB 1,760円6GB/月SoftBank
Sタイプ データ+通話コース 10GB 1,980円10GB/月SoftBank
Sタイプ データ+通話コース 20GB 2,200円20GB/月SoftBank
Sタイプ データ+通話コース 30GB 3,300円30GB/月SoftBank
Sタイプ データコース 2GB770円2GB/月SoftBank
Sタイプ データコース 4GB990円4GB/月SoftBank
Sタイプ データコース 6GB1,430円6GB/月SoftBank
Sタイプ データコース 10GB1,650円10GB/月SoftBank
Sタイプ データコース 20GB1,870円20GB/月SoftBank
Sタイプ データコース 30GB2,970円30GB/月SoftBank

※表は横スクロールしてご覧ください。

※端末とセット購入も可能

初期費用

  • 契約事務手数料:3,300円
  • SIM発行発行料:Dタイプ375円、Aタイプ253円、Sタイプ371円

SMSオプション(データSIM向け)

  • Dタイプ:月額基本料金 154円
  • Aタイプ:標準で提供
  • Sタイプ:無し

かけ放題オプション

  • 無制限かけ放題:月額2,750円
  • 10分かけ放題:月額935円

通信制限

  • Dタイプ:月間通信容量の残量がない状態で直近3日あたり366MB(300万パケット相当)の通信量を超過した場合、通信の速度を制限する場合あり
  • Aタイプ:直近3日あたりの通信量が6GBを超えた場合に、通信速度を制限する場合あり
  • Sタイプ:当日を含む3日間の合計データ通信量が、規定値を超えた場合、通信の速度を制限する場合あり

QTモバイルのおすすめポイント

  • 日本初の3キャリア対応MVNO。
  • 利用開始月から6ヶ月間の月額料金が安い。
  • 回数・時間・相手に制限なしの「無制限かけ放題」。
  • BBIQ会員なら端末購入がお得。
  • 九州電力の子会社が運営しており、安定した経営基盤。

QTモバイルの気をつけたいポイント

  • 「QTモバイル電話」は通話料金が半額(11円/30秒)では無く4分の3(16.5円/30秒)。
  • au回線(Aタイプ)・SoftBank回線(Sタイプ)は通信の最適化が行われる場合あり。

QTモバイルの特徴、他社との比較

3キャリア対応のMVNOサービス!

docomo、au、SoftBankの3キャリアすべてのMVNOに一番乗りしたのがこのQTモバイルだ。mineoやIIJmioなども以前からマルチキャリアとしてサービスを展開していたが、それらよりも早く3キャリアに対応。意外なプレイヤーが登場したなという印象だ。

docomoの格安SIMは「Dタイプ」、auの格安SIMは「Aタイプ」、SoftBankの格安SIMは「Sタイプ」と呼ばれている。SoftBankの格安SIMはSoftBankで購入したiPhone/iPadで利用することができる。docomo、auの格安SIMも動作確認端末がそれぞれ違うので、お手持ちのスマートフォンで使えるかどうかは公式サイトで確認しよう。

プラン構成は3種類ともだいたい同じとなっていてわかりやすい。データ容量は1GB/月、3GB/月、6GB/月、10GB/月、20GB/月、30GB/月の6つから選択できる。少ない容量から大きい容量まで対応できるオーソドックスな構成である

月額料金は、データSIMならdocomo回線、au回線、SoftBank回線すべて同じ料金。音声SIMはdocomo回線とau回線が同じ料金で、SoftBank回線だけ250円ぐらい高くなっている程度である。大きな差は無いものと考えて良いだろう。「SoftBankの格安SIMは高い」といったイメージはすでに過去のものになりつつある。

6ヶ月目までと7ヶ月目以降で月額料金が変わる。どちらかと言うと「6ヶ月目までは通常よりも安く、7ヶ月目以降は通常になる」といった感じなので、素直に6ヶ月間安くなると受け取って問題無さそうだ。公式サイトでは例によって6ヶ月目までの料金の方が大きく書かれているので、7ヶ月目以降の料金を見落とさなければ大丈夫。

データ容量が足りなくなった時のためのデータ容量追加にも対応している。容量ごとの料金は以下の通りだ。

docomo
220円/100MB
au
165円/100MB
SoftBank
220円/100MB
990円/500MB
1,760円/1GB

追加料金はあいにく安くは無いので、本当に必要な時だけにした方が良さそう。

複数契約が可能!

QTモバイルはBBIQ(QTnetのインターネット会員)1契約につき、

  • Dタイプ:「データ+通話」コースを最大5契約、「データ」コースを最大5契約
  • Aタイプ:「データ+通話」「データ(SMS付き)」コースを合わせて最大5契約
  • Sタイプ:「データ+通話」「データ」コースを合わせて最大5契約

まで申し込むことができるようになっている。

複数契約することによる割引などは今のところ無いようだが、家族で契約する場合などで支払いを1つにまとめられるのは便利。

直近3日間の制限は回線ごとに異なる

直近3日間のデータ使用量による通信速度制限が設定されており、その仕様はdocomo、au、SoftBankでそれぞれ違う。

docomo
高速通信がOFFの状態で直近3日あたり366MB(300万パケット相当)を超えた場合
au
直近3日あたりの通信量が6GBを超えた場合
SoftBank
直近3日間にプラン毎に規定された通信量を超えた場合

docomo回線では高速通信がOFFの状態の時のみカウントされ、ONの時にはカウントされないので比較的安心して使えるだろう。

au回線では高速通信ON/OFFの区別は無いが、直近3日間で使えるデータ容量は6GBと結構余裕がある。一気にたくさん使いすぎたりしなければ大丈夫。

SoftBank回線では「プラン毎に規定された通信量」というのがどれくらいなのか、あいにく公式サイトにはハッキリした記載は見当たらなかった。少々注意が必要そうだ。

また、au回線とSoftBank回線では「通信の最適化」が行われる場合がある。これは読み込む画像などが自動的に圧縮される機能で、ユーザーがON/OFFすることもできないとのこと。元のデータと異なる画像を受信することになるので、グラフィック関係の仕事で利用する場合などは影響が出るだろう。覚えておくようにしよう。

かけ放題などのオプションも!

国内通話なら何回でも、何分でも、誰にでも無制限でかけられるようになる「無制限かけ放題」が魅力。格安SIMには珍しいオプションだ。月額料金は2,750円かかるが、非常にパワフル。

また「10分かけ放題」もあり、月額935円で10分以内の国内通話が何度でもかけられる。短い時間の通話が多いのであれば、こちらで十分だ。

回線はdocomo、au、SoftBankのどれでもOK。「QTモバイル電話」アプリから電話をかけることで有効になる。

かけ放題オプションが無い場合や、「10分かけ放題」で通話時間を超過した後の通話料は、通常の4分の3(16.5円/30秒)となっていてちょっとお得。しかし他社では通常の半額(11円/30秒)が一般的なので、それと比べるとちょっと高い。なぜ他社と一緒にしなかったのだろうか?

通話料を半額(11円/30秒)にしたい場合は「楽天でんわ」の利用も検討すると良いだろう。楽天モバイルの契約者で無くても使えるので、電話をかける際はこれをメインに使うのも悪くない。

ちなみに「無制限かけ放題」(月額2,750円)と「楽天でんわ」(11円/30秒)のどちらがお得になるかを計算してみると、通話時間が125分以下なら「楽天でんわ」、それ以上なら「無制限かけ放題」の方がお得という結果に。長電話しがちな方はぜひつけておきたい。

BBIQ会員なら端末のキャッシュバックサービスが受けられる!

同社の光インターネットサービス「BBIQ」を利用している方なら、このQTモバイルと合わせることで「BBIQキャッシュバックサービス」を適用することができるので、さらにお得に使うことができる。

QTモバイルのサイトから対象端末を購入すれば、選んだ端末に応じた一定金額(数千円程度)をキャッシュバックしてくれる。ちなみにキャッシュバックといっても端末代金の請求額から差し引かれるので、実質的に割引となる。うっかり受け取り忘れたりする心配は無いぞ。

月額料金の割引が無いのが少々残念ではあるが、端末が安く入手できるだけでもありがたい。対象端末は時期によって変わるので、公式サイトでチェックしてみて欲しい。割と新しめの端末も対象になっていたりするのでナイス。

QTモバイルの評判・評価

回線提供元(MVNE)はdocomo回線がIIJmio、au回線がmineoと見られている。どちらも信頼性に優れていて人気の事業者だ。回線提供元のユーザー数がそれなりに多いこともあってか、このQTモバイルの実効速度はどちらかというと「速い」という意見よりも「遅い」という意見がやや多いか。

サービス内容としては、先述のように通話料金がちょっと高かかったり、通信の最適化がされていたりと、ところどころ気になる点はあるものの、全体的にバランスが良い印象。さらに日本初の3キャリアMVNOとなったり、「無制限かけ放題」をスタートしたりと、攻めるときには攻める姿勢も感じさせられる

QTモバイルのサービス開始は2017年2月と、格安SIMとしては後発スタートだったが、これから人気の大きな上昇が期待できそうだ。

おすすめ度★★★★