月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

Y!mobile(ワイモバイル) 音声付きSIMのポイントと評判・評価

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※この記事は古くなっています。

通話無料サービスが特徴。キャンペーンも充実!

Y!mobile(ワイモバイル)は、イーモバイルとウィルコムが合併し、ヤフーと業務提携して誕生。現在はソフトバンクのサブブランドという位置付けの通信サービスである。通話無料サービスを以前から長く提供してきている。SIM単体でも契約が可能。料金体系が少々ややこしいのがネックだが、キャンペーンや割引制度が充実していて、それを考慮すればコストパフォーマンスにも優れている。

回線Y!mobile

Y!mobileのプラン

プラン名月額料金高速通信容量回線
シンプル2 S 2,365円4GB/月Y!mobile
シンプル2 M 2,915円~4,015円1GB/月~20GB/月Y!mobile
シンプル2 L 2,915円~5,115円1GB/月~30GB/月Y!mobile

※表は横スクロールしてご覧ください。

※最大3枚のSIMを子回線にすることが可能(シェアプラン)

初期費用

契約事務手数料:3,300円

SMSオプション(データ通信専用SIM向け)

標準で提供

通信制限

下記のコンテンツ・サービスなどをご利用の際、通信速度の制御を行う場合あり

  • VoIP(Voice over Internet Protocol )を利用する通信
  • 動画、画像などの一部
  • 大量のデータ通信、または長時間接続をともなうパケット通信

Y!mobileのおすすめポイント

  • 通話無料サービスつき。
  • プランM/Rなら、データ容量を使い切った後も最大1Mbps(プランSは最大300kbps)。
  • 「家族割引」がお得。
  • Yahoo!Japanとの連携サービスが魅力。
  • 他社の格安SIMよりは速度が速いと評判。

Y!mobileの気をつけたいポイント

  • 料金体系がわかりづらい。
  • 高速データ通信量の翌月繰り越しができない。
  • 通信の最適化が行われる場合あり。

Y!mobile SIMの特徴、他社との比較

音声通話が使い放題!

Y!mobileの音声SIMプラン「スマホベーシックプラン」の一番の特徴が通話無料サービス。1回あたり10分以内の国内通話を、月に何度でも無料でかけることができる

最近は格安SIMでもかけ放題サービスが広がってきているが、Y!mobileはかなり早くからこのサービスを行ってきた。通話の頻度が多い方にとっては非常に嬉しい内容だろう。

さらにオプションの「スーパーだれとでも定額」も追加すれば、通話時間・通話回数ともに無制限となる。オプション料金は月額1,100円。

3種類のプランと、たくさんの割引制度!

プランは高速データ通信量がそれぞれ異なる「スマホベーシックプランS/M/R」の3つ。

プラン表に書いた月額料金は「新規割」適用後のものであることに気をつける必要がある。「新規割」は、加入翌月から6ヶ月間の基本料金を770円割引するものである(ちなみに加入当月は割引なしで日割り計算)。これはMNP転入での契約でもきちんと適用されるので大丈夫。転入元はドコモ、auはもちろんソフトバンクからでもOKだ。

「新規割」のせいで、期間が経つにつれて支払金額が変わることを必ず頭に入れておこう。

また「スマホベーシックプラン」には「家族割引」の制度があるので、家族みんなで加入するとお得に利用が可能だ。「家族割引」は2回線目以降(最大9回線目まで)の月額料金が550円割引になるというもので、一緒に住んでいる家族はもちろん、遠くに住んでいる親戚、さらに同一の住所で生計を同じくする人(例えば同居中の恋人)まで対象にできる。ご家族で現在バラバラの回線を使っているようなら、Y!mobile1本にまとめてみてはいかがだろうか。結構な節約になるかも。

なお割引制度は変更されることがよくあるので常に注意しておく必要がある。

子回線とデータ容量を分け合える!

最大3枚までのSIMを子回線にすることができ、親回線と高速データ通信量を分け合える。子回線用のプランは「シェアプラン」と呼ばれる。

シェアプランの基本使用料として「スマホベーシックプランS」なら1,078円、「スマホベーシックプランM/R」なら539円がかかる。シェアプランで使えるSIMがデータ通信専用(音声通話が不可)であることがちょっと残念だが、サブのスマホをお持ちの方はこれを活用することで、別々にSIMを契約するよりはきっとお得になるのではないだろうか。

容量超過後も最大1Mbpsで通信できる!(プランM/R)

楽天モバイルやUQ mobileに続いてY!mobileにもこの仕様が追加された。「スマホベーシックプランM/R」なら、月間の高速データ通信量を超過してしまった場合でも、最大1Mbpsとそこそこ速い通信速度で利用できるぞ。高速データ通信量を使い切ってしまう不安は大きく減少するに違いない。

なお対象となるのは親回線のみで、子回線(シェアプラン)は対象外。

高速データ通信量の翌月繰り越しはできない

Y!mobileは高速データ通信量の翌月繰り越しが不可となっている。MVNOの格安SIMの多くがすでに翌月繰り越しに対応している中で、Y!mobileはかたくなに非対応を貫いている。

スペック表には表れてこないデメリットなので気をつけておきたい。

Yahoo! Japanとの連携が強み!

おなじみのポータルサイト「Yahoo! Japan」との連携サービスもY!mobileの特徴だ。

Y!mobile契約者なら、「Yahoo! Japan」の有料会員サービスである「Yahoo! プレミアム」(月額509円)と同等のサービスが受けられる「Yahoo! プレミアム for Y!mobile」が無料で利用できるぞ

これで得られる特典はさまざま。「Yahoo! ショッピング」や「LOHACO」などでショッピングを行ったときにより多くのポイントがもらえるようになる。その他にもエンタメ、旅行、グルメ、趣味、暮らしなどの幅広いジャンルで数多くの特典が用意されている。うまく活用してお得に楽しもう。

他には「Enjoyパック」も魅力。「PayPayモール」「Yahoo! ショッピング」で使えるクーポン500円分、「PayPayモール」「Yahoo! ショッピング」「LOHACO」でもらえるPayPayボーナスライト+5%、そして毎月550円分のパケット料金がパックになって月額550円。Yahoo!のサービスをより楽しく使うことができそうだ。

マイルを貯めてデータ通信量を増やそう、「パケットマイレージ」!

Y!mobileのマイルを貯めることで、無料で高速データ通信量の追加ができるようになる「パケットマイレージ」のサービスもユニーク。

1ヶ月間の獲得マイル数と、翌月もらえる高速データ通信量は以下の通り。

  • 80~199マイル:ブロンズ(+0.5GB)
  • 200~399マイル:シルバー(+1GB)
  • 400~599マイル:ゴールド(+5GB)
  • 600マイル以上:プラチナ(無制限)

マイルを貯める方法としては、スマホ版Yahoo! JAPANトップページへのデイリーアクセスや、「Yahoo! ショッピング」「ヤフオク」などでのショッピング、マイルが当たる「パケくじ」を引くなどがある。

プラチナになるには「パケくじ」で1等を出すぐらいでないとちょっと厳しいかも。現実的に狙うならブロンズやシルバーあたりか。

Y!mobileの評判・評価

通話無料サービスはやはり魅力。ただ最近は他社の多くの格安SIMでも提供するようになってきたので、Y!mobileの強みとしてはちょっと薄れた感はある。

その一方で、データ通信の実効速度に関してはかなり健闘している模様。ユーザー数が増えて回線が混雑しがちなdocomo・au系の格安SIMと比較すれば、Y!mobileは速い速度が出ていると評判だ

ネット上での報告によれば、他社の格安SIMがどの時間帯でも数Mbps程度にとどまっている中、Y!mobileは速いときには50Mbpsに達するという計測結果も。格安SIMに乗り換えることで速度が落ちるのではないかと不安な方には、Y!mobileは一考の価値ありだ。それにしても高速データ通信量の翌月繰り越しができないのは惜しまれるところ。この機能の対応を望む声は多い。

ただ、料金体系が複雑で少々わかりづらいこと(大手携帯電話会社よりはマシだが…)を惜しむ声がネット上に見られる。契約の際には公式サイトをきっちりチェックするようにしよう。

他のSIMにはあまり見られない「家族割引」は好評なようで、1人または家族で複数の端末を使用している方に選ばれているようだ。

おすすめ度★★★★