スマホセットがお得な格安SIMを比較
初めてスマートフォンを持つ方や、これまで使っていたスマートフォンが古くなってきたので新しいものに変えたい方は、SIMと端末をセットで購入するのがおすすめだ。
スマートフォン端末は別々に購入することもできるが、SIMとセットで購入すれば割引を受けられたり、事業者によってはたくさんのポイントをゲットすることができたりと、何かとお得。
また、事業者側で十分な動作確認がなされているため、「別で買ったスマホにSIMを刺してみたら使えなかった」なんていう事態が起こることも無く、安心して購入できることもメリットだ。
各SIMの比較・解説
IIJmio

優れたプランとサービス品質の高さで業界をリード!
IIJ(インターネットイニシアティブ)が提供するMVNOのモバイル通信サービス。読み方は「アイアイジェイ・ミオ」。音声通話機能のあるプランは「みおふぉん」という愛称で親しまれている。余ったデータ容量の翌月繰り越しやバースト転送機能など、かゆいところに手の届く機能をいち早く取り入れてきた。お得な2つの通話定額オプションも魅力的。柔軟性が持ち味の格安SIMだ。
IIJmioのラインナップの豊富さはトップクラス。IIJの勝社長曰く「MVNOで一番たくさんの端末を提供している」とのこと(2022年11月、ITmediaの記事)。
ハイエンドモデルからローエンドモデルまで、2022年11月時点で約25種類のスマホ・タブレットを取り扱っているぞ。それ以外にパソコンやスマートウォッチなども販売されている。
キャンペーンもよく行われている。特典内容は楽天モバイルほどでは無いがなかなかのもので、SIMとセットでギフト券がもらえたり、時には端末の大幅値下げが行われることも。
楽天モバイル

ついにMNOとなった楽天が業界に風穴を開ける!
「第4のキャリア」となった楽天モバイル株式会社が運営するモバイル通信サービス。プランは「UN-LIMIT」の1本勝負。月額料金1,078円から使える段階制で、月20GB以降は楽天回線エリア内であれば定額で無制限。かけ放題もついている。それでいてMNOとしての常識を越える安さも実現しているぞ。楽天回線エリアは急速に拡大中。楽天スーパーポイントが貯まりやすくなる特典も魅力。
楽天モバイルの対応機種も以前に比べるとぐっと増えた。販売されている機種ラインナップを見ても、他のMVNOに追いついていると言ってよいだろう。
2022年12月時点でラインナップされているのは、iPhoneやApple Watchの取り扱いに加えて、Androidが約14機種。
そしてやはり、楽天モバイルはお得なキャンペーンが豊富なのが魅力。時期にもよるが、プラン契約とセットで購入することで大幅値引きが行われたり、大量の楽天スーパーポイントが還元されたりして、実質価格がかなり安くなっている。そのためキャンペーン情報はぜひチェックしておきたいところだ。
オリジナル機種のRakuten Handも、スペックは低めだが用途を絞ればそれなりに使えるので、1つ持っておくのも悪くないかも。
OCN モバイル ONE

格安SIMの本命。OCNブランドの安心感!
NTTコミュニケーションズが提供するMVNO通信サービス。高いシェアを誇る有名プロバイダだけあって、この格安SIMも優れたサービスとなっている。選べる高速データ通信量は3〜4種類とやや少なめだが、バースト機能、専用アプリ、使いやすいかけ放題など機能面は完備しておりコストパフォーマンスは高い。光サービスの「OCN 光」やIP電話の「050 plus」との組み合わせもGOOD。今後もさらに利用者が増えそうな、格安SIMの本命の1つだ。
販売中の端末はiPhone各種、そしてAndroid約17種類(2022年11月時点、品切れのものを除く)がある。
ここで注目なのはセール。新発売の機種や人気の高い機種がピンポイントで激安販売されることがあるのだ。端末代金は時には半額以下になることもあるので、欲しい端末があったら在庫切れになる前に購入してしまおう。
普通はちょっと古くなった機種や、売れ残った機種をセールするものだと思うのだが、OCNは新しい機種でも激安セールしてしまうあたり、なかなか攻めている印象。
イオンモバイル

プラン数と低価格で勝負する、イオンの格安SIM!
イオンリテールが販売するMVNOのモバイル通信サービス。少ない容量から超大容量まで、幅広いプランの選択肢があり、安さも素晴らしい。最大5枚までSIMカードを使えるシェアプランも用意されているので、ご家族での利用も◎。店舗でもネットでも申し込みが可能で、イオンの全国200店舗以上でアフターサービスが受けられる安心感もある。
50種類ものスマホ・タブレットがラインナップされており、一見するとかなりの数に見えるのだが、その中には3〜4年前に発売された古い端末も混ざっているので、それらを除くと30種類ほどか。それでも結構多い方ではある。また、一部の端末は店舗限定販売。
イオンモバイルは全国のイオン200店舗以上で販売が行われている。いろんな端末を店頭で実際に見て選ぶことができるのが良いところ。
UQ mobile

KDDIグループの会社が運営する、注目の格安SIM!
WiMAXでも知られるUQコミュニケーションズが提供するMVNOのモバイル通信サービス。サブブランド勢の一角として新たな勢力を築きつつある1つだ。主なプランである「くりこしプラン +5G」はS・M・Lの3種類。かけ放題や通話パックのオプションも強力。通信品質の高さでも評価が高く、実効速度は格安SIMの中でもトップクラスと言われている。
au回線のUQ mobileも、iPhoneおよび、Android17機種ほど(2022年12月時点)のスマートフォン製品を販売中。端末代金の支払いは一括払い・分割払いに対応。
オンラインショップでも購入できるし、実店舗も日本全国に2,700ヶ所(2022年12月時点)あるぞ。あなたのお住まいの街にもきっと実店舗があるはず。良い機種やプランが決まったらぜひ行ってみよう。
Y!mobile

通話無料サービスが特徴。キャンペーンも充実!
Y!mobile(ワイモバイル)は、イーモバイルとウィルコムが合併し、ヤフーと業務提携して誕生。現在はソフトバンクのサブブランドという位置付けの通信サービスである。通話無料サービスを以前から長く提供してきている。SIM単体でも契約が可能。料金体系が少々ややこしいのがネックだが、キャンペーンや割引制度が充実していて、それを考慮すればコストパフォーマンスにも優れている。
Y!mobileからもいくつかのスマートフォン端末が販売されている。旧型iPhone、Android端末9機種(2023年2月時点)、そして注目なのはAndroid Oneシリーズがラインナップされていること。
Android Oneは、Googleの考える純粋なAndroid体験ができる端末ブランド。以前あったNexusシリーズに近い位置付けだ。性能的にはミドル〜ローエンドなので過度な期待はしない方が良いが、価格は安く抑えられている。必要最低限の機能でシンプルに使いたい方におすすめ。
mineo

docomo・au・SoftBankの回線を選べて、機能も充実!
光回線の「eo光」などを展開している関西のプロバイダ、オプテージが提供するMVNOのモバイル通信サービス。docomo回線・au回線・SoftBank回線の3つのプランが用意されている。データ容量を家族で共有できる「パケットシェア」、誰とでもデータ容量を送り合える「パケットギフト」、それに「複数回線割」「家族割」など、機能的にもとても充実しているのもメリット。サービス内容で選ぶ価値のある格安SIMといえよう。
ここもラインナップは豊富で、iPhoneに加えてAndroid23機種(2022年12月時点)から選べる。
mineoも実店舗を展開しており、mineoショップやmineo販売店、サポート店といった種類がある。mineoショップやmineo販売店なら端末が置いてあるだろうから足を運んでみるのも良い。
また、買取サービス「kaimasu」ではmineo契約者向けに買取査定額がアップする特典を提供している。
エックスモバイル

世界のHAPPYを目指す、SIM業界のチャレンジャー!
エックスモバイル(旧:もしもシークス)は、2013年10月に設立されたエックスモバイル株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービス。無料通話分を含むプランをMVNOとして国内で初めて提供。またSIMと合わせて、独自のルートで調達したというiPhoneを販売しており、そのことでネットユーザーを驚かせたことも。毎月の通信料金の1%を途上国に寄付する活動も行っている。
数年前、独自のルートで調達した新品の未使用品(新古品)iPhoneをセット販売したことで話題となったエックスモバイル。
最近は、他のMVNOでもiPhoneを扱うところが増えてきているが、エックスモバイルで買えるiPhoneは比較的新しめのモデルであり、まだまだがんばっている。
運営会社の信頼性のほどは未知数ではあるが、気になった方はチェックしてみると良いだろう。
まだまだあります
TONE

自由度の高い格安スマホ。Tポイントももらえる!
freebit mobileから生まれ変わる形で誕生したTONE(トーンモバイル)。このサービスは非常にユニークで、料金プランは月額1,100円のものがただ1つのみ。音声通話機能やWi-Fi機能、それに高速通信までもがオプションとなっており、自分が必要なものを組み合わせることができる特色がある。Tポイントがもらえる特典が用意されていることも魅力。

TONEではオリジナル端末とSIMのセットがメイン。オリジナルと言っても、スマホメーカーの人気モデルのマイナーチェンジ版とみられており、性能的にはローエンドモデルが多い。
また、TONEの回線速度は標準で500kbps〜600kbpsと遅め。また標準で使える電話はIP電話である。高速データ通信を使いたい時や、090/080/070番号の音声通話を使いたい時にはオプションをつけよう。
店頭や電話などでのアフターサポートが充実しているのは初心者には安心できるポイントだろう。
全体的にライトユーザー向け。