月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

500kbps~1Mbps前後の通信速度で使える格安SIMを比較

4Gなら最大通信速度は下り数百Mbpsが一般的だが、それをあえて500kbps〜1Mbps程度に落としたプランがある。その代わりに、使えるデータ容量が通常よりも多かったり、月額料金が安かったりするわけだ。

また最近増えているのが、高速データ通信量を使い切った後も500kbps〜1Mbps程度で通信できるというパターン。この特徴を持ったSIMはなかなか需要があるようで、人気が上昇しているぞ。

通信速度的には、Webを閲覧したり、Twitterで画像を含むタイムラインをチェックするなら、そこそこ使いものになるレベルだろう。写真をたくさん転送したり動画を視聴したりすることには適さないので、それらはWi-Fi接続で行うようにすればOK。

各SIMの比較・解説

楽天モバイル

ついにMNOとなった楽天が業界に風穴を開ける!

「第4のキャリア」となった楽天モバイル株式会社が運営するモバイル通信サービス。プランは「UN-LIMIT」の1本勝負。月額料金0円から使える段階制で、楽天回線エリア内であれば月20GB以降は定額で無制限。かけ放題もついている。それでいてMNOとしての常識を越える安さも実現しているぞ。楽天回線エリアは急速に拡大中。楽天スーパーポイントが貯まりやすくなる特典も魅力。

プラン名月額料金高速通信容量回線
UN-LIMIT Ⅴ
(2021年3月31日まで)
3,278円無制限楽天+au
UN-LIMIT Ⅵ
(2021年4月1日から)
0円~3,278円0GB/月~無制限
(段階制)
楽天+au

※表は横スクロールしてご覧ください。

サービス開始して間もなく行われたアップデートで使い勝手が向上。パートナー回線(au回線)に接続していて、5GB/月の高速データ通信量を使い切った後も、最大通信速度1Mbpsでネットが使えるようになった

※楽天回線に接続している時は高速データ通信量が無制限なので関係なし。

MVNO時代に同社に存在した「スーパーホーダイ」の仕様を引き継いでいるような感じだ。また「スーパーホーダイ」の時は混雑時間帯が除外されていたが、今回は公式サイトにそういった記載が見当たらないので大丈夫かも。

1Mbpsといえば昔のADSLぐらいの速度だろうか。なかなかの快適度で使えそうだ。

UQ mobile

KDDIグループの会社が運営する、注目の格安SIM!

WiMAXでも知られるUQコミュニケーションズが提供するMVNOのモバイル通信サービス。サブブランド勢の一角として新たな勢力を築きつつある1つだ。主なプランである「スマホプラン」はS・Rの2種類。「UQ家族割」があるので家族みんなで利用するのがお得。通信品質の高さでも評価が高く、実効速度は格安SIMの中でもトップクラスと言われている。

プラン名月額料金高速通信容量回線
くりこしプランM
(2021年2月1日に開始)
2,728円15GB/月au
くりこしプランL
(2021年2月1日に開始)
3,828円25GB/月au
スマホプランR 3,278円10GB/月au
データ無制限プラン2,178円不可(500kbps)au

※表は横スクロールしてご覧ください。

中位プランの「くりこしプランM」および上位プランの「くりこしプランL」なら、高速データ通信量を使い切っても最大通信速度1Mbpsで利用できる。

高速モードと節約モード(低速)をアプリで切り替えられるのもGOOD。これはキャリアの新プランやY!mobileには無いメリットだ。

直近3日間で6GBを超えると通信制限がかかる場合がある。制限がかかるまでの時間を計算すると1Mbpsだと13時間ほどになる。ヘビーな使い方をしなければ簡単にはこの制限に引っかかること無く使うことができるだろう。

Y!mobile

通話無料サービスが特徴。キャンペーンも充実!

Y!mobile(ワイモバイル)は、イーモバイルとウィルコムが合併し、ヤフーと業務提携して誕生。現在はソフトバンクのサブブランドという位置付けの通信サービスである。通話無料サービスを以前から長く提供してきている。SIM単体でも契約が可能。料金体系が少々ややこしいのがネックだが、キャンペーンや割引制度が充実していて、それを考慮すればコストパフォーマンスにも優れている。

プラン名月額料金高速通信容量回線
シンプルM
(2021年2月18日に提供開始)
3,278円15GB/月Y!mobile
シンプルL
(2021年2月18日に提供開始)
4,158円25GB/月Y!mobile
スマホベーシックプランM 3,278円(契約翌月から6ヶ月間)
4,048円(それ以降)
(※1)
10GB/月Y!mobile
スマホベーシックプランR 4,378円(契約翌月から6ヶ月間)
5,148円(それ以降)
(※1)
14GB/月Y!mobile

※表は横スクロールしてご覧ください。

※1:「新規割」適用時

中位プランの「シンプルM」と上位プランの「シンプルL」で高速データ通信量を使い切った後も最大1Mbpsで通信ができるぞ

なお下位プランの「シンプルS」の場合は最大1Mbpsではなく最大300kbpsなのでお間違いの無いように。

高速通信のON/OFF機能が無いのがちょっと残念。

Y!mobileがこの機能をつけたのは楽天モバイルの後。楽天モバイルへの対抗心がメラメラ燃えているのが目に見えるようだった。こうやって競争が活発になるのはユーザーにとっては良いことだ。

ahamo

破格のプランをひっさげて、巨人がついに動き出す!?

2021年3月にサービス開始が予定されているdocomoの料金プラン「ahamo」。20GB/月の1種類だけだが、その安さはなんとMVNOの格安SIM以上であり、発表直後から大きな話題に。さらに5分かけ放題や低速時最大1Mbpsといった特徴も兼ね備えている。docomoのみならず業界全体の変化の兆しを感じさせるプランだ。

プラン名月額料金高速通信容量回線
ahamo 2,970円20GB/月docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

話題のahamoも、20GBのデータ容量が無くなった後に最大1Mbpsで通信ができる

サブブランド勢に合わせた感じだろうか? なにせ人気が高まっている機能なので、それを逃さず搭載してくるのは流石。

ただし高速・低速の切り替えは手動ではできない模様。

povo

自由でシンプルで高品質。大手キャリアも変わる!

auのオンライン限定プラン。明らかにdocomoの新プランであるahamoに対抗したものだ。データ容量は20GB/月でahamoと同じだが、povoは「5分間通話かけ放題」がオプション扱いになっていて、必要に応じてトッピングできるのが大きな違いだ。他に「24時間データ使い放題」のトッピングもあり。

プラン名月額料金高速通信容量回線
povo 2,728円20GB/月au

※表は横スクロールしてご覧ください。

20GB超過時も最大1Mbpsで通信が可能。ahamoやLINEMOと同じだ。

このpovoも、高速・低速の切り替えはおそらくできない。

ちなみにpovoには「データ使い放題」という、24時間だけ高速データ通信を使い放題になるトッピング(オプション)がある。1回220円。大量のデータを送受信したい時など、1Mbpsじゃ足りないといった時に心強い。

LINEMO

LINEモバイルに代わって登場の新ブランド!

SoftBankの新料金プラン。料金的にも仕様的にもauの新プランであるpovoとほぼ横並び。オンライン限定なところも一緒。povoやahamoには無いメリットとしては「LINEギガフリー」があり、LINE(一部機能を除く)による通信量がカウントフリーになる。また今夏にはLINEスタンプのサブスク「LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)」が追加料金無しで利用可能になる予定。

プラン名月額料金高速通信容量回線
スマホプラン 2,728円20GB/月SoftBank

※表は横スクロールしてご覧ください。

高速データ通信量を使い切って速度制限がかかっても、速度は最大1Mbpsとなる。ahamoやpovoと同じ。仲良し3人組。

高速・低速の切り替えはやはりできないと思われる。

mineo

docomo・au・SoftBankの回線を選べて、機能も充実!

光回線の「eo光」などを展開している関西のプロバイダ、オプテージが提供するMVNOのモバイル通信サービス。docomo回線・au回線・SoftBank回線の3つのプランが用意されている。データ容量を家族で共有できる「パケットシェア」、誰とでもデータ容量を送り合える「パケットギフト」、それに「複数回線割」「家族割」など、機能的にもとても充実しているのもメリット。サービス内容で選ぶ価値のある格安SIMといえよう

mineoではオプションとして、1.5Mbpsで通信できるようになる「パケット放題 Plus」を提供中。3キャリアやサブブランド勢よりも(少なくともスペック上は)速度が速いぞ。エココースを除く各プランで利用可能。

オプション料金は10GB以上のコースなら無料。10GB未満のコースでも月額385円とそれほど高くない。

Webへのアクセスやメール・LINEのやりとり、SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングといった軽めの使い方だけであれば、他社の高額な無制限プランを選ぶよりもこっちの方がコストパフォーマンス的によろしい。

マイページまたは専用アプリにある「mineoスイッチ」でこの機能のON/OFFを切り替えできるようになっているので、こまめにONにすることで毎月の高速データ通信量を節約できる。

なお1.5Mbpsで通信時、混雑回避のため直近3日間で10GBを超える通信を行うと通信制限がかかる場合がある。結構余裕はあると思うが、あまりガンガン使っていると制限に引っかかる場合があるのでご注意を。

Wonderlink LTE

低速通信時でも700kbpsの速度が出せるプランに注目!

家電大手のパナソニックもMVNOに参入。音声通話やSMSの機能は無いものの、全体的に料金が安く抑えられている。データ容量の上限超過後も最大700kbpsで通信可能な「Fシリーズ」があるのが特徴。注目度が上がりつつある格安SIMである。

プラン名月額料金高速通信容量回線
F-使い放題7001,738円1GB/月docomo
F-7G2,728円7GB/月docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

Fシリーズの「F-使い放題700」「F-7G」プランは高速データ容量を使い切った後の低速通信の速度が最大700kbpsと高めになっているのがポイント

音声通話は不可。またこちらは通信制限があり、直近1日(24時間)の通信量が1GBを超えると速度制限をする場合がある。

UQ mobileの「データ無制限プラン」よりも通信速度が少し速いので、「使う時間は短いけど多少安定感の高い環境が欲しい」という方におすすめだ。

ServersMan SIM LTE

ほどほどの通信速度が出せるため、サブ端末に最適!

ServersMan SIM LTEはMVNOの通信サービス。2015年10月に運営会社がDTIからトーンモバイルに移管され、その2年半後の2018年2月に突如として仕様変更。月額料金は660円に上がったが、最大通信速度が500〜600kbpsに増速。ある程度の通信速度を十分安い料金で出せる格安SIMに生まれ変わった。追加料金を支払うことで一定量の高速通信が可能になるオプションもあり。

プラン名月額料金高速通信容量回線
ServersMan SIM LTE660円不可
(500k~600kbps)
docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

最大500~600kbpsを使える格安SIMとしてはこのServersMan SIM LTEは激安。UQ mobileと比べても半額以下となっており、価格競争を巻き起こしそうだ。

月間のデータ容量も定めはない。ただ継続的かつ大量の通信を行った場合は制限がかけられる場合があるとのこと。口コミによれば、WebやSNSなどの利用であれば問題無いようだが、動画やアプリのダウンロード、音楽配信サービスの利用などは速度が遅くなったり、あるいは全く接続すらできないとの報告が見られる。制限は割と厳しいようだ。値段相応といったところか。

TONEと運営会社が同じで、SIMの仕様も割と似ている。TONEとは違ってSIM単体で契約できるのがポイント。ただし音声通話機能をつけることはできないのでご注意を。

イオンモバイル

プラン数と低価格で勝負する、イオンの格安SIM!

イオンリテールが販売するMVNOのモバイル通信サービス。少ない容量から超大容量まで、幅広いプランの選択肢があり、安さも素晴らしい。最大5枚までSIMカードを使えるシェアプランも用意されているので、ご家族での利用も◎。店舗でもネットでも申し込みが可能で、イオンの全国200店舗以上でアフターサービスが受けられる安心感もある。

プラン名月額料金高速通信容量回線
音声 やさしいプランS. 1,408円
※4月1日から1,078円
3GB/月
(500kbps)
docomo・au
音声 やさしいプランM. 1,738円
※4月1日から1,408円
6GB/月
(500kbps)
docomo・au
音声 やさしいプランL. 2,178円
※4月1日から1,628円
8GB/月
(500kbps)
docomo・au
シェア音声 やさしいプランM. 2,068円
※4月1日から1,738円
6GB/月
(500kbps)
docomo・au
シェア音声 やさしいプランL. 2,508円
※4月1日から1,958円
8GB/月
(500kbps)
docomo・au
データ やさしいプランS.748円
※4月1日から638円
3GB/月
(500kbps)
docomo・au
データ やさしいプランM.1,188円
※4月1日から968円
6GB/月
(500kbps)
docomo・au
データ やさしいプランL.1,738円
※4月1日から1,188円
8GB/月
(500kbps)
docomo・au

※表は横スクロールしてご覧ください。

「やさしいプラン」は60歳以上限定のプラン。S・M・Lは最大通信速度が普通のプランより低速の500kbpsに設定されており、それによってさらに安い月額料金を実現した。

外出先ではほぼ音声通話だけという方や、使うにしてもLINEで連絡をとるぐらいといった方ならこの通信速度でも十分だ。

アイコンが大きくて見やすい「やさしいスマホ」とセットでどうぞ。

まだまだあります

TONE

自由度の高い格安スマホ。Tポイントももらえる!

freebit mobileから生まれ変わる形で誕生したTONE(トーンモバイル)。このサービスは非常にユニークで、料金プランは月額1,100円のものがただ1つのみ。音声通話機能やWi-Fi機能、それに高速通信までもがオプションとなっており、自分が必要なものを組み合わせることができる特色がある。Tポイントがもらえる特典が用意されていることも魅力。

プラン名月額料金高速通信容量回線
基本プラン1,000円(税込1,100円)
(端末代除く)
不可docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

格安スマホのTONE。通信サービスの月額料金は1,100円からという格安さが光っている。

公式サイトには「ギガが減らない」「動画以外 ネット・メール・SNSなど使い放題」などと魅力的なことが書いてあるが、実は最大通信速度が落とされており、発表会イベントで語られたところでは最大500kbps〜600kbpsとのこと(高速チケット未使用時)。これは公式サイトには記載されていないようだ。

結構重要な事項だと思うのだが、公式サイトに書かれていないというのはあまり良い印象ではない。またセット端末がスペックの割に高いのもネック。せっかくの月額料金の安さが相殺されてしまっているのが残念なところ。