月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

500kbps~1Mbps前後の通信速度で使える格安SIMを比較

4Gと言えば最大通信速度は下り数百Mbpsの高速通信であるが、それをあえて500kbps〜1Mbps程度に落としたプランがある。その代わりに、使えるデータ容量が通常よりも多かったり、月額料金が安かったりするわけだ。

また最近増えているのが、高速データ通信量を使い切った後も500kbps〜1Mbps程度で通信できるというパターン。この特徴を持ったSIMはなかなか需要があるようで、人気が上昇しているぞ。

通信速度的には、Webを閲覧したり、Twitterで画像を含むタイムラインをチェックするなら、そこそこ使いものになるレベルだろう。写真をたくさん転送したり動画を視聴したりすることには適さないので、それらはWi-Fi接続で行うようにすればOK。

各SIMの比較・解説

楽天モバイル

ついにMNOとなった楽天が業界に風穴を開ける!

「第4のキャリア」となった楽天モバイル株式会社が運営するモバイル通信サービス。プランは「UN-LIMIT」の1本勝負。楽天回線エリア内であればデータ通信は無制限で、かけ放題もついている。MNOとしての常識を越える安さも実現しているぞ。楽天回線エリアは大都市圏から始まり徐々に拡大中。楽天スーパーポイントが貯まりやすくなる特典も魅力。

プラン名月額料金高速通信容量SIM枚数回線
UN-LIMIT 2,980円無制限1枚楽天+au

※表は横スクロールしてご覧ください。

サービス開始して間もなく行われたアップデートで使い勝手が向上。パートナー回線(au回線)に接続していて、5GB/月の高速データ通信量を使い切った後も、最大通信速度1Mbpsでネットが使えるようになった

※楽天回線に接続している時は高速データ通信量が無制限なので関係なし。

MVNO時代に同社に存在した「スーパーホーダイ」の仕様を引き継いでいるような感じだ。また「スーパーホーダイ」の時は混雑時間帯が除外されていたが、今回は公式サイトにそういった記載が見当たらないので大丈夫かも。

1Mbpsといえば昔のADSLぐらいの速度だろうか。なかなかの快適度で使えそうだ。

Y!mobile

通話無料サービスが特徴。キャンペーンも充実!

Y!mobile(ワイモバイル)は、イーモバイルとウィルコムが合併し、ヤフーと業務提携して誕生。現在はソフトバンクのサブブランドという位置付けの通信サービスである。通話無料サービスを以前から長く提供してきている。SIM単体でも契約が可能。料金体系が少々ややこしいのがネックだが、キャンペーンや割引制度が充実していて、それを考慮すればコストパフォーマンスにも優れている。

プラン名月額料金高速通信容量SIM枚数回線
スマホベーシックプランM 2,980円(契約翌月から6ヶ月間)
3,680円(それ以降)
(※1)
9GB/月最大3枚Y!mobile
スマホベーシックプランR 3,980円(契約翌月から6ヶ月間)
4,680円(それ以降)
(※1)
14GB/月最大3枚Y!mobile

※表は横スクロールしてご覧ください。

※1:「新規割」適用時

2020年7月1日より、中位プランの「スマホベーシックプランM」と上位プランの「スマホベーシックプランR」で高速データ通信量を使い切った後も最大1Mbpsで通信ができるようになるぞ

なお下位プランの「スマホベーシックプランS」は残念ながら対象外なのでお間違いの無いように。

楽天モバイルへの対抗心がメラメラ燃えているのが目に見えるようである。こうやって競争が活発になるのはユーザーにとっては良いことだ。

「新規割」が終わった後の月額料金は楽天モバイルやUQ mobileよりやや高いが、Y!mobileにはかけ放題がセットでついているのでそのぶんの料金と考えれば問題無さそう。

UQ mobile

KDDIグループの会社が運営する、注目の格安SIM!

WiMAXでも知られるUQコミュニケーションズが提供するMVNOのモバイル通信サービス。サブブランド勢の一角として新たな勢力を築きつつある1つだ。主なプランである「スマホプラン」はS・Rの2種類。「UQ家族割」があるので家族みんなで利用するのがお得。通信品質の高さでも評価が高く、実効速度は格安SIMの中でもトップクラスと言われている。

プラン名月額料金高速通信容量SIM枚数回線
スマホプランR 2,980円10GB/月1枚au
データ無制限プラン1,980円不可(500kbps)1枚au

※表は横スクロールしてご覧ください。

上位プランの「スマホプランR」なら、10GB/月の高速データ通信量を使い切っても最大通信速度1Mbpsで利用できるぞ

月額料金も他社の10GB/月のプランと差はない。それでこのメリットがついているのだからコストパフォーマンスの良さが感じられるはず。

もう1つの「データ無制限プラン」は初期のころから存在するプランで、最大通信速度500kbpsで月間データ容量が無制限に使えるのが大きな特徴だ。月額料金も、データ専用SIMなら2,000円を切る安さ。こちらは090/080/070番号による音声通話はできないので、もし必要であればデュアルSIMの利用を検討しよう。

どちらのプランも直近3日間で6GBを超えると通信制限がかかる場合がある。制限がかかるまでの時間を計算すると1Mbpsだと13時間ほど、500kbpsだと26時間ほどになる。ヘビーな使い方をしなければ簡単にはこの制限に引っかかること無く使うことができるだろう。

mineo

docomo・au・SoftBankの回線を選べて、機能も充実!

光回線の「eo光」などを展開している関西のプロバイダ、ケイ・オプティコム改めオプテージが提供するMVNOのモバイル通信サービス。docomo回線・au回線・SoftBank回線の3つのプランが用意されている。データ容量を家族で共有できる「パケットシェア」、誰とでもデータ容量を送り合える「パケットギフト」、それに「複数回線割」「家族割」など、機能的にもとても充実しているのもメリット。サービス内容で選ぶ価値のある格安SIMといえよう

mineoではオプションとして、低速通信時でも500kbpsで通信できるようになる「パケット放題」を提供中。エココースを除く各プランで利用可能で、データSIMだけでなく音声SIMでも利用できるのがうれしい。

オプション料金も月額350円とそれほど高くは無い。Webへのアクセスやメール・LINEのやりとり、SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングといった軽めの使い方だけであれば、他社の高額な無制限プランを選ぶよりもこっちの方がコストパフォーマンス的によろしい。

ただ、au回線のみ直近3日間で6GBを超える通信を行うと通信制限がかかる場合がある。そのため、端末がau回線以外のSIMを使えるのであればそっちの回線を選んだ方が良さそう。

Wonderlink LTE

低速通信時でも700kbpsの速度が出せるプランに注目!

家電大手のパナソニックもMVNOに参入。音声通話やSMSの機能は無いものの、全体的に料金が安く抑えられている。データ容量の上限超過後も最大700kbpsで通信可能な「Fシリーズ」があるのが特徴。注目度が上がりつつある格安SIMである。

プラン名月額料金高速通信容量SIM枚数回線
F-使い放題7001,580円1GB/月1枚docomo
F-7G2,480円7GB/月1枚docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

Fシリーズの「F-使い放題700」「F-7G」プランは最大下り通信速度225Mbpsの高速データ容量もあるが、上に書いた通り、それを使い切った後の低速通信の速度が最大700kbpsと高めになっているのがポイント

音声通話は不可。またこちらは通信制限があり、直近1日(24時間)の通信量が1GBを超えると速度制限をする場合がある。

UQ mobileの「データ無制限プラン」よりも通信速度が少し速いので、「使う時間は短いけど多少安定感の高い環境が欲しい」という方におすすめだ。

ServersMan SIM LTE

ほどほどの通信速度が出せるため、サブ端末に最適!

ServersMan SIM LTEはMVNOの通信サービス。2015年10月に運営会社がDTIからトーンモバイルに移管され、その2年半後の2018年2月に突如として仕様変更。月額料金は600円に上がったが、最大通信速度が500〜600kbpsに増速。ある程度の通信速度を十分安い料金で出せる格安SIMに生まれ変わった。追加料金を支払うことで一定量の高速通信が可能になるオプションもあり。

プラン名月額料金高速通信容量SIM枚数回線
ServersMan SIM LTE600円不可1枚docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

最大500~600kbpsを使える格安SIMとしてはこのServersMan SIM LTEは激安。UQ mobileと比べても半額以下となっており、価格競争を巻き起こしそうだ。

月間のデータ容量も定めはない。ただ継続的かつ大量の通信を行った場合は制限がかけられる場合があるとのこと。WebやSNSなどの利用であれば問題無いようだが、動画やアプリのダウンロードは速度が遅くなるとの報告があるので避けた方が良いかも。

TONEと運営会社が同じで、SIMの仕様も割と似ているが、TONEとは違ってSIM単体で契約できるのがポイント。ただし音声通話機能をつけることはできないのでご注意を。

まだまだあります

TONE

自由度の高い格安スマホ。Tポイントももらえる!

freebit mobileから生まれ変わる形で誕生したTONE(トーンモバイル)。このサービスは非常にユニークで、料金プランは月額1,000円のものがただ1つのみ。音声通話機能やWi-Fi機能、それに高速通信までもがオプションとなっており、自分が必要なものを組み合わせることができる特色がある。Tポイントがもらえる特典が用意されていることも魅力。

プラン名月額料金高速通信容量SIM枚数回線
基本プラン1,000円
(端末代除く)
不可1枚docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

格安スマホのTONE。この通信速度は公式サイトには記載されていないようだが、発表会イベントで語られたところでは500kbps〜600kbpsで通信できるとのこと(高速チケット未使用時)。通信制限はあり。

通信サービスの月額料金は1,000円からという格安さが光っている。ただセット端末がスペックの割に高いのがネック。せっかくの月額料金の安さが相殺されてしまっているのが残念なところ。