月1,000円以下でスマートフォンを使える時代に!

料金や通信速度、機能などから比較し、格安SIM選びをサポート

段階制・従量制プランの格安SIMを比較

使った分だけ課金される(1ヶ月に使ったデータ容量に応じて自動的に料金が上がっていく)段階制や従量制のプランは、月ごとに使うデータ容量にバラつきが大きい方にはぴったりだ。利用が少なかった時は料金を低く抑えることができるし、利用が多かった月はその分だけ料金を支払えば良い。わざわざプランを変更したり、追加チャージを行う手間も無くなるぞ。

最近になってこのプランを採用する格安SIMが増えてきているため、注目度が高まりつつある。

プランによって、料金の上がり方がゆるやかなものや急なもの、きれいな線形なものもあればバラツキのある階段状のものもあったりと、いろいろなパターンが見られるぞ。

各SIMの比較・解説

楽天モバイル

ついにMNOとなった楽天が業界に風穴を開ける!

「第4のキャリア」となった楽天モバイル株式会社が運営するモバイル通信サービス。プランは「UN-LIMIT V」の1本勝負。楽天回線エリア内であればデータ通信は無制限で、かけ放題もついている。MNOとしての常識を越える安さも実現しているぞ。楽天回線エリアは急速に拡大中。楽天スーパーポイントが貯まりやすくなる特典も魅力。

プラン名月額料金高速通信容量回線
UN-LIMIT Ⅵ
(2021年4月1日から)
0円(税込0円)~2,980円(税込3,278円)0GB/月~無制限
(段階制)
楽天+au

※表は横スクロールしてご覧ください。

3キャリアから新プランで攻勢を掛けられた楽天モバイルが打ち出したのは、なんと段階制プランだった。

※以下は楽天回線の場合。

データ通信量UN-LIMIT Ⅵ
〜1GB/月0円
〜3GB/月1,078円
〜20GB/月2,178円
20GB/月〜3,278円

高速データ通信量と月額料金のグラフ

なんといっても1GBまで0円で使えるのがインパクト抜群。それ目当てで契約するというのもアリだ。

3GBから20GBまでは2,178円で、20GBで比較すればahamoやpovoより安く抑えている。競争に勝つべく強気に出ているというのがよく感じられるポイントである。

そして、20GB以降はどれだけ使っても3,278円。段階制になっても無制限は健在。

ところで、料金はパッと見で規則正しく上がっていくように見えるが、きちんとグラフに描いてみると形がけっこう粗いことに気づく。特に3GB〜5GBあたりのグラフが尖った部分では割高感が出てしまうので、1ヶ月間のデータ使用量がそれくらいだという方は注意が必要だ。

ちなみに、楽天モバイルにはデータ高速モードをON/OFFする機能があるのだが、これはパートナー回線用の機能である。楽天回線には反映されないのでちょっと残念。

データ通信量の上限設定は不可。

エキサイトモバイル

細かい段階制プラン。SIMカード3枚コースも充実!

XTech(クロステック)傘下となったエキサイトが提供するMVNOのモバイル通信サービス。エキサイトモバイルの良いところは、10段階以上にも細かく分けられた段階制プラン、そして1つの契約で3枚以上のSIMカードが使えるコースにある。データ容量を無駄なく利用したい方、複数の端末を所有する方にはもってこいの格安SIMだ。

プラン名月額料金高速通信容量回線
Fit 音声
※4月1日提供開始
495円(税込)~
3,245円(税込)
0MB/月~
25GB/月
docomo・au
Fit SMS
※4月1日提供開始
462円(税込)~
3,212円(税込)
0MB/月~
25GB/月
docomo・au
Fit データ
※4月1日提供開始
385円(税込)~
3,135円(税込)
0MB/月~
25GB/月
docomo・au
最適料金プラン 1枚コース500円(税込550円)~
2,380円(税込2,618円)
0MB/月~
10GB/月
docomo
最適料金プラン 3枚コース1,050円(税込1,155円)~
3,980円(税込4,378円)
100MB/月~
15GB/月
docomo
でんわパックプラン 従量 1,900円(税込2,090円)~
3,450円(税込3,795円)
0GB/月~
10GB/月
docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

※「最適料金プラン」「定額プラン」はSIM1枚につき月額700円で音声対応が可能

エキサイトモバイルの新しい段階制プランが「Fit」。最小0GBから最大25GBまでとなった。

高速データ通信量Fit 音声Fit SMSFit データ
0GB(低速通信のみ)495円462円385円
~3GB880円847円770円
~7GB1,430円1,397円1,320円
~12GB1,980円1,947円1,870円
~17GB2,750円2,717円2,640円
~25GB3,245円3,212円3,135円

グラフにするとこんな感じになる。きれいな階段状だ。

高速データ通信量と月額料金のグラフ

7GBまでは同社の定額制プラン「Flat」よりも安く使えるので、使う高速データ通信量が比較的少ない方に向いている。7GBを超えると「Flat」の方がお得。

12GBあたりまでは楽天モバイルよりも安いぞ。

低速通信のみなら500円以下という格安さで使えるというのもポイントだ。高速通信のON/OFFはエキサイトモバイルのマイページで設定できるので、OFFにしておけばずっと0GBの料金のままで大丈夫。

データ通信量の上限設定機能はついていないようだ。使いすぎには注意しよう。

まだまだあります(以下、一部古い情報あり)

b-mobile/日本通信SIM

大手キャリアが安くなれば、MVNOはもっと安くなる!

日本におけるMVNOの先駆け、日本通信が提供するモバイル通信サービス。ユーザー目線で合理的な料金を実現することに心血を注ぎ、先頭を切って月額料金の値下げを実現させている。2017年にSoftBank回線の格安SIMが実現したのもこの会社からだ。他にもユニークな段階定額プランや、iPad用の激安プランなどが用意されている。プラン構成が変わることの多いサービスではあるが、常に試行錯誤を続けている証と言えるだろう。

プラン名月額料金高速通信容量回線
合理的かけほプラン 2,480円(税込2,728円)~
9,230円(税込10,153円)
3GB/月~
30GB/月
docomo
Wスマートプラン 1,580円(税込1,738円)~
8,330円(税込9,163円)
3GB/月~
30GB/月
docomo
990ジャストフィットSIM 990円(税込1,089円)~
4,790円(税込5,269円)
1GB/月~
20GB/月
docomo・
SoftBank
190PadSIM データ通信専用190円(税込209円)~
3,280円(税込3,608円)
100MB/月~
15GB/月
docomo・
SoftBank
190PadSIM SMS付き320円(税込352円)~
3,410円(税込3,751円)
100MB/月~
15GB/月
docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

b-mobileも段階制プランをメインに展開している。何度かの仕様変更の結果ぐっと安くなり、エキサイトモバイルを上回るお得度になった。

高速データ通信量990ジャスト
フィットSIM
190PadSIM
(データ通信専用)
合理的かけほ
プラン
~100MB209円
~1GB1,089円528円
~2GB1,309円
~3GB1,529円935円2,728円
~4GB1,749円3,003円
~5GB1,969円3,278円
~6GB2,189円1,595円3,553円
~7GB2,409円3,828円
~8GB2,629円4,103円
~9GB2,849円4,378円
~10GB3,069円2,409円4,653円
~11GB3,289円4,928円
~12GB3,509円5,203円
~13GB3,729円5,478円
~14GB3,949円5,753円
~15GB4,169円3,608円6,028円
~16GB4,389円6,303円
~17GB4,609円6,578円
~18GB4,829円6,853円
~19GB5,049円7,128円
~20GB5,269円7,403円
~21GB7,678円
~22GB7,953円
~23GB8,228円
~24GB8,503円
~25GB8,778円
~26GB9,053円
~27GB9,328円
~28GB9,603円
~29GB9,878円
~30GB10,153円

高速データ通信量と月額料金のグラフ

「990ジャストフィットSIM」は、その名の通りスタート時の月額料金がわずか1,089円という、音声通話プランとしては破格の料金となっている。月に1GBまでが1,089円、その後は220円/1GBで上昇し、上限は20GBまでが5,269円。

docomo回線・SoftBank回線を選択できるのもポイントで、docomoのiPhoneやAndroid、SoftBankのiPhone 5以降で利用可能だ。

「190PadSIM」はiPhone/iPadでの利用を想定したSIMだが、docomo回線ならAndroidでも使うことができる。SIMはデータ通信専用とSMS付きがあり、SMS付きの場合はデータ通信専用より143円上がる(なおSMS付きはdocomo回線のみ)。

データ通信専用の場合、スタート時が100MBまでで月額料金はなんと209円。上限は15GBまで、段階数は6段階で、1GBあたりにするとだいたい220円/1GBで上昇する。

普段は月額209円で回線を維持して、外に持ち出したい時には持ち出して4Gで通信する、そういったことができる柔軟さがある。

「合理的かけほプラン」は、無制限かけ放題がついたプランとしては今までに無い月額2,728円~という安さを誇るプラン。データ通信は従量制で275円/1GBの上昇となっており、あいにく上昇幅がやや大きめ。このプランなら通話をメインに利用し、データ通信はほどほどにしておいた方がお得に活用できる。

どのプランでも、使いすぎ防止の機能としてデータ量上限設定が可能だ。設定しておけば意図しない支払いが発生せずに済むので安心。

  • 990ジャストフィットSIM:5GBから20GBまで、1GB単位で設定可能
  • 190PadSIM:3GB、6GB、10GB、15GBに設定可能
  • 合理的かけほプラン:3GBから30GBまで、1GB単位で設定可能

高速通信のON/OFF切り替えはできない模様。

IIJmio

優れたプランとサービス品質の高さで業界をリード!

IIJ(インターネットイニシアティブ)が提供するMVNOのモバイル通信サービス。読み方は「アイアイジェイ・ミオ」。音声通話機能のあるプランは「みおふぉん」という愛称で親しまれている。余ったデータ容量の翌月繰り越しやバースト転送機能など、かゆいところに手の届く機能をいち早く取り入れてきた。全プランが複数SIMに対応しているメリットもあるし、お得な2つの通話定額オプションも魅力的。柔軟性が持ち味の格安SIMだ。

プラン名月額料金高速通信容量回線
従量制プラン(SMS機能付き)480円(税込528円)~
4,300円(税込4,730円)
1GB/月~
20GB/月
au
従量制プラン(音声通話機能付き) 1,180円(税込1,298円)~
5,000円(税込5,500円)
1GB/月~
20GB/月
au

※表は横スクロールしてご覧ください。

IIJmioからも従量制プランが登場したぞ。au回線のみだが、有力な候補になりそうなサービス。

料金表は以下の通り。特にスタート時の月額料金は、格安で名高いイオンモバイル(の1GBプラン)並みだ

バンドルクーポンSMS機能付きSIM音声通話機能付きSIM
~1GB528円1,298円
~2GB770円1,540円
~3GB990円1,760円
~4GB1,210円1,980円
~5GB1,430円2,200円
~6GB1,650円2,420円
~7GB1,870円2,640円
~8GB2,090円2,860円
~9GB2,310円3,080円
~10GB2,530円3,300円
~11GB2,750円3,520円
~12GB2,970円3,740円
~13GB3,190円3,960円
~14GB3,410円4,180円
~15GB3,630円4,400円
~16GB3,850円4,620円
~17GB4,070円4,840円
~18GB4,290円5,060円
~19GB4,510円5,280円
~20GB4,730円5,500円

データ容量と月額料金のグラフ

1GB→2GBのみ242円アップで、その後は220円/1GB。最大は20GBまで。10GBあたりまでは安さにおいて他社のトップクラスに引けを取らないし、その後も十分な安さを保ったまま使える。

最大3枚までSIMを使えるのも特徴。しかし2枚目以降は追加SIM利用料としてSIM1枚につき440円/月かかってしまう。従量制のこのプランで追加SIM利用料を払ってまでSIMを追加する意味はあまり無いかも。

高速通信のON/OFFは専用アプリ「みおぽん」を使えば行える。また使いすぎ防止のストッパー機能もついているので安心。1GB単位で設定が可能となっている。

@モバイルくん。

3G使い放題プランにオートチャージ等、個性が光るSIM!

SORAシム株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービス。親しみやすいネーミングが良い。オートチャージの機能を持った段階制の「もっと使ったぶ〜んだけプラン」や、無制限で3Gによるデータ通信ができ、旧世代の通信方式ながらそこそこの速度を出すことができる「3G使い放題プラン」など、特徴的なプランが光る格安SIMである

プラン名月額料金高速通信容量回線
もっと使ったぶ~んだけプラン 1,200円(税込1,320円)~500MB/月~docomo
なっ得プラン 2,900円(税込3,190円)~5GB/月~docomo
通話もできる10GBプラン 5,000円(税込5,500円)~10GB/月~docomo

※表は横スクロールしてご覧ください。

この3つのプランはオートチャージの機能を持っており、従量制プランの感覚で利用できる。月間の高速データ通信量を超えてデータ通信を行うと、500MB単位で自動でチャージされる。

「もっと使ったぶ〜んだけプラン」「通話もできる10GBプラン」の場合:

  • 1・2回目:550円/500MB
  • 3・4回目:440円/500MB
  • 5回目以降:330円/500MB

「なっ得プラン」の場合:

  • 一律 550円/500MB

高速データ通信量と月額料金のグラフ

「もっと使ったぶ〜んだけプラン」はスタートがわずか月額1,320円で、音声通話SIMとしてはかなりの格安さ。ただし料金の上昇幅は大きく、エキサイトモバイルやb-mobileと比べるとあいにく割高なのは否めない。

高速通信のON/OFF切り替えも残念ながらできないようだ。

オートチャージの上限はユーザーが設定することができる。上限をちゃんと設定しておけば、後になって「うっかり使いすぎて料金がふくれあがってしまった」といった事態は起こらなくて済む。