音声通話に対応している格安SIMカードを比較
090/080/070から始まる電話番号で音声通話ができる格安SIMと、そのプランをまとめてみた。
LINEや050 plusといった通話アプリが登場しているとはいえ、まだまだ従来の電話がいいという方も多いだろう。音質もいいし、緊急通話もできるし、なにより扱いが簡単なのがメリット。キャリアからMVNOの格安SIMに乗り換える方にもおすすめだ。
かけ放題サービスも最近、各社から提供されるようになってきている。「かけ放題が使える格安SIMを比較」のページにまとめてあるので、そちらも合わせて参照して欲しい。
目次
各SIMの比較・解説
楽天モバイル

ついにMNOとなった楽天が業界に風穴を開ける!
「第4のキャリア」となった楽天モバイル株式会社が運営するモバイル通信サービス。プランは「UN-LIMIT V」の1本勝負。楽天回線エリア内であればデータ通信は無制限で、かけ放題もついている。MNOとしての常識を越える安さも実現しているぞ。楽天回線エリアは急速に拡大中。楽天スーパーポイントが貯まりやすくなる特典も魅力。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
UN-LIMIT V | 2,980円 | 無制限 | 1枚 | 楽天+au |
※表は横スクロールしてご覧ください。
現在大注目の楽天モバイル「UN-LIMIT V」。音声通話機能に加えてかけ放題がセットになっており、Rakuten Linkアプリ使用で国内通話が何度でも何時間でもかけられるぞ。
Rakuten Linkアプリは、コミュニケーションサービスの次世代規格である「RCS」に準拠。通話にはネット回線が用いられるが電話番号は(IP電話の050番号ではなく)090/080/070番号でOK。
音質については今のところ賛否両論で、全く気にならないという人もいれば昔のアナログ電話並みという人もいる。もっとも、5Gの時代が到来するようにネット回線の速度はどんどんアップしており、それに従って音質もこれから良くなっていくことが期待できる。
他のメリットとしては、圏外であってもネットさえつながれば通話ができること。電波の入りにくい地域に行くときには役に立つだろう。
また、必要があればRakuten Linkを使わずに電話をかけることも可能だ。その場合は既定の通話料がかかる。
OCN モバイル ONE

格安SIMの本命。OCNブランドの安心感!
NTTコミュニケーションズが提供する、MVNOの通信サービス。高いシェアを誇る有名プロバイダだけあって、この格安SIMも優れたサービスとなっている。高速データ通信量は5〜6種類から選ぶことができ、光サービスの「OCN 光」やIP電話の「050 plus」との組み合わせもGOOD。公衆Wi-FiスポットやSIMカード追加など、多くのオプションがあるのも魅力。今後さらに利用者が増えそうな、格安SIMの本命の1つだ。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
音声対応SIM 1GB/月コース | 1,180円 | 1GB/月 | 1枚~ | docomo |
音声対応SIM 3GB/月コース | 1,480円 | 3GB/月 | 1枚~ | docomo |
音声対応SIM 6GB/月コース | 1,980円 | 6GB/月 | 1枚~ | docomo |
音声対応SIM 10GB/月コース | 2,880円 | 10GB/月 | 1枚~ | docomo |
音声対応SIM 20GB/月コース | 4,400円 | 20GB/月 | 1枚~ | docomo |
音声対応SIM 30GB/月コース | 5,980円 | 30GB/月 | 1枚~ | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
最も安い1GB/月コースなら月額1,180円という素晴らしい格安さ。3GB/月コースも月額1,480円となり、他社の同種プランよりも一回り安い月額料金で利用できるぞ。
複数SIMを使える「容量シェアSIM」にも対応している。ただSIMを1枚増やすごとに、利用料として月額料金が追加でかかるので、その点には注意。
また音声対応SIMと「050 plus」をセットで使うと、「050 plus」の基本料金が半額(月額300円→150円)になるというメリットもある。090/080番号と両方を使い分けたり、あるいは将来的にIP電話に移行したい場合はそのつなぎとして使うという手もあるだろう。
BIGLOBEモバイル

サービス内容、品質ともに十分。堅実なサービス内容!
BIGLOBEモバイルは、KDDIグループとなったビッグローブが運営するMVNOのモバイル通信サービス。ロゴマークのキャラクター「びっぷる」がかわいい。プランは音声通話あり・なしでそれぞれ5~6種類から選ぶことができる。通話サービス「BIGLOBEでんわ」の通話定額オプションや、YouTubeを始めとするエンタメ系アプリがカウントフリーになる「エンタメフリー・オプション」などが提供されているのが魅力。明確なターゲットで堅実なサービスが持ち味だ。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
音声SIM 1ギガプラン | 1,160円 | 1GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声SIM 3ギガプラン | 1,600円~ | 3GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
音声SIM 6ギガプラン | 2,150円~ | 6GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
音声SIM 12ギガプラン | 3,400円~ | 12GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
音声SIM 20ギガプラン | 5,200円~ | 20GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
音声SIM 30ギガプラン | 7,450円~ | 30GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
※表は横スクロールしてご覧ください。
音声通話機能に対応したBIGLOBE。月額1,160円からという優れた安さで利用することができる。
プランが6種類あり、それらの違いは高速通信のデータ量。基本的な1GB/月からたっぷり30GB/月まで選ぶことができる。3GB/月以上のプランなら高速データ通信量の翌月繰り越しが可能になるほか、複数枚のSIMカードが使える「シェアSIM」にも対応する。6GB/月以上のプランなら公衆Wi-Fiスポットサービスが1ライセンス無料で使えて便利だ。
「楽天でんわ」等と同じような機能を持った「BIGLOBEでんわ」もあり、通話料を半分にできるほか、月額650円で1,200円分の通話ができる「BIGLOBEでんわ 通話パック60」も魅力。電話をよくかける方にとって、通話料の節約に適している。
端末とのセットに力を入れているのも特徴で、そちらは「BIGLOBEスマホ」と呼ばれている。まだ端末を持っていない方にとっては手軽な選択肢であり、おすすめだ。
IIJmio

優れたプランとサービス品質の高さで業界をリード!
IIJ(インターネットイニシアティブ)が提供するMVNOのモバイル通信サービス。読み方は「アイアイジェイ・ミオ」。音声通話機能のあるプランは「みおふぉん」という愛称で親しまれている。余ったデータ容量の翌月繰り越しやバースト転送機能など、かゆいところに手の届く機能をいち早く取り入れてきた。全プランが複数SIMに対応しているメリットもあるし、お得な2つの通話定額オプションも魅力的。柔軟性が持ち味の格安SIMだ。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
タイプD ミニマムスタートプラン (音声通話機能つき) | 1,600円~ | 3GB/月 | 最大2枚 | docomo |
タイプD ライトスタートプラン (音声通話機能つき) | 2,220円~ | 6GB/月 | 最大2枚 | docomo |
タイプD ファミリーシェアプラン (音声通話機能つき) | 3,260円~ | 12GB/月 | 最大10枚 | docomo |
タイプA ミニマムスタートプラン (音声通話機能つき) | 1,600円~ | 3GB/月 | 最大2枚 | au |
タイプA ライトスタートプラン (音声通話機能つき) | 2,220円~ | 6GB/月 | 最大2枚 | au |
タイプA ファミリーシェアプラン (音声通話機能つき) | 3,260円~ | 12GB/月 | 最大10枚 | au |
従量制プラン(音声通話機能付き) | 1,180円~ 5,000円 | 1GB/月~ 20GB/月 | 最大3枚 | au |
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早くから音声通話に対応したIIJmio。これらのプランは「みおふぉん」と呼ばれて親しまれており、評判も良い。月額料金は定額プランなら最も安いもので1,600円から、従量制プランなら1,180円から使える。
音声通話がお得に利用できる専用アプリはIIJmioにもある。申し込み不要で使える専用アプリ「みおふぉんダイアル」を使って電話をかければ、誰とでも通話料が半額にできる。
「ファミリー通話割引」もありがたい。「ファミリーシェアプラン」で共有している端末にかけるか、または同一アカウント(mioID)で契約したSIMを刺した端末にかける場合、通話料が20%OFFになる。家族みんなで使えばより一層お得になるというわけだ。「みおふぉんダイアル」と組み合われて使えば通話料が60%OFFになる。
2種類の通話定額オプションもあり、機能的にはとても充実している。コストパフォーマンスは高い。
UQ mobile

KDDIグループの会社が運営する、注目の格安SIM!
WiMAXでも知られるUQコミュニケーションズが提供するMVNOのモバイル通信サービス。サブブランド勢の一角として新たな勢力を築きつつある1つだ。主なプランである「スマホプラン」はS・Rの2種類。「UQ家族割」があるので家族みんなで利用するのがお得。通信品質の高さでも評価が高く、実効速度は格安SIMの中でもトップクラスと言われている。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
スマホプランS | 1,980円 | 3GB/月 | 1枚 | au |
スマホプランR | 2,980円 | 10GB/月 | 1枚 | au |
くりこしプランS (2021年2月1日に開始予定) | 1,480円 | 3GB/月 | 1枚 | au |
くりこしプランM (2021年2月1日に開始予定) | 2,480円 | 15GB/月 | 1枚 | au |
くりこしプランL (2021年2月1日に開始予定) | 3,480円 | 25GB/月 | 1枚 | au |
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auのサブブランドとなっているUQ mobile。格安SIMが初めての方は、まずはここから使ってみてはいかがだろうか。
2019年にプランがリニューアルして「スマホプラン」が登場。その後アップデートを経て、データ容量は3GB・10GBの2種類となった。「かけ放題」や「通話パック」がオプションとして分離したので必要に応じて付け外しができるようになり、便利になった。
b-mobile/日本通信SIM

大手キャリアが安くなれば、MVNOはもっと安くなる!
日本におけるMVNOの先駆け、日本通信が提供するモバイル通信サービス。ユーザー目線で合理的な料金を実現することに心血を注ぎ、先頭を切って月額料金の値下げを実現させている。2017年にSoftBank回線の格安SIMが実現したのもこの会社からだ。他にもユニークな段階定額プランや、iPad用の激安プランなどが用意されている。プラン構成が変わることの多いサービスではあるが、常に試行錯誤を続けている証と言えるだろう。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
合理的20GBプラン(今は16GB) | 1,980円 | 16GB/月 (将来的に20GB/月) | 1枚 | docomo |
合理的かけほプラン | 2,480円~ 9,230円 | 3GB/月~ 30GB/月 | 1枚 | docomo |
Wスマートプラン | 1,580円~ 8,330円 | 3GB/月~ 30GB/月 | 1枚 | docomo |
990ジャストフィットSIM | 990円~ 4,790円 | 1GB/月~ 20GB/月 | 1枚 | docomo・ SoftBank |
START SIM | 1,380円 | 1.5GB/月 | 1枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
プランが頻繁に変わるb-mobile/日本通信SIM。ここ最近は、MVNO向けの回線接続料引き下げにより安価なプランを実現し、他社に先駆けて提供する、といったパターンが多い。
注目は、大容量かつ超格安でさらに月に70分までの国内通話が無料の「合理的20GBプラン(今は16GB)」。docomo新料金プランに対抗したプランで、本気を出せばこれだけ安くできるということを示した。
国内通話の無制限かけ放題がついた「合理的かけほプラン」や、1GBまでなら月額990円という安さで使える従量制プラン「990ジャストフィットSIM」も魅力的。
mineo

docomo・au・SoftBankの回線を選べて、機能も充実!
光回線の「eo光」などを展開している関西のプロバイダ、ケイ・オプティコム改めオプテージが提供するMVNOのモバイル通信サービス。docomo回線・au回線・SoftBank回線の3つのプランが用意されている。データ容量を家族で共有できる「パケットシェア」、誰とでもデータ容量を送り合える「パケットギフト」、それに「複数回線割」「家族割」など、機能的にもとても充実しているのもメリット。サービス内容で選ぶ価値のある格安SIMといえよう。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
ドコモプラン デュアルタイプ 500MB | 1,400円 | 500MB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモプラン デュアルタイプ 3GB | 1,600円 | 3GB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモプラン デュアルタイプ 6GB | 2,280円 | 6GB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモプラン デュアルタイプ 10GB | 3,220円 | 10GB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモプラン デュアルタイプ 20GB | 4,680円 | 20GB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモプラン デュアルタイプ 30GB | 6,600円 | 30GB/月 | 1枚 | docomo |
auプラン デュアルタイプ 500MB | 1,310円 | 500MB/月 | 1枚 | au |
auプラン デュアルタイプ 3GB | 1,510円 | 3GB/月 | 1枚 | au |
auプラン デュアルタイプ 6GB | 2,190円 | 6GB/月 | 1枚 | au |
auプラン デュアルタイプ 10GB | 3,130円 | 10GB/月 | 1枚 | au |
auプラン デュアルタイプ 20GB | 4,590円 | 20GB/月 | 1枚 | au |
auプラン デュアルタイプ 30GB | 6,510円 | 30GB/月 | 1枚 | au |
ソフトバンクプラン デュアルタイプ 500MB | 1,750円 | 500MB/月 | 1枚 | Softbank |
ソフトバンクプラン デュアルタイプ 3GB | 1,950円 | 3GB/月 | 1枚 | Softbank |
ソフトバンクプラン デュアルタイプ 6GB | 2,630円 | 6GB/月 | 1枚 | Softbank |
ソフトバンクプラン デュアルタイプ 10GB | 3,570円 | 10GB/月 | 1枚 | Softbank |
ソフトバンクプラン デュアルタイプ 20GB | 5,030円 | 20GB/月 | 1枚 | Softbank |
ソフトバンクプラン デュアルタイプ 30GB | 6,950円 | 30GB/月 | 1枚 | Softbank |
※表は横スクロールしてご覧ください。
ドコモプラン、auプラン、ソフトバンクプランの3回線が選べるmineoで、音声通話が利用できる「デュアルプラン」は高速通信データ量に応じた各4種類のプランから選ぶことができる。
特にauプランは、音声通話付帯料が610円と安い(ドコモプランは700円)のがポイントで、そのおかげで一回り月額料金が安く、お得に音声通話SIMを選べるのが魅力。
同社のIP電話サービス「LaLa Call」が月額基本料金無料で使えるようになるのもメリット。同じLaLa Call同士なら通話料がかからないので、ご家族との通話にはそちらを使い、それ以外の通話には090/080番号の音声通話を使う、といったように使い分けるのも良いだろう。
データ通信においても、容量をmineoユーザー間で融通できる「フリータンク」「ゆずるね。」といった新しい試みが行われており、使っていて楽しいSIMだ。
イオンモバイル

プラン数と低価格で勝負する、イオンの格安SIM!
イオンリテールが販売するMVNOのモバイル通信サービス。少ない容量から超大容量まで、幅広いプランの選択肢があり、安さも素晴らしい。最大5枚までSIMカードを使えるシェアプランも用意されているので、ご家族での利用も◎。店舗でもネットでも申し込みが可能で、イオンの全国200店舗以上でアフターサービスが受けられる安心感もある。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
音声500MBプラン | 1,130円 | 500MB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声1GBプラン | 1,280円 | 1GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声2GBプラン | 1,380円 | 2GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声4GBプラン | 1,580円 | 4GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声6GBプラン | 1,980円 | 6GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声8GBプラン | 2,680円 | 8GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声12GBプラン | 2,980円 | 12GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声14GBプラン | 3,580円 | 14GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声20GBプラン | 3,980円 | 20GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声30GBプラン | 4,980円 | 30GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声40GBプラン | 5,980円 | 40GB/月 | 1枚 | docomo・au |
音声50GBプラン | 6,980円 | 50GB/月 | 1枚 | docomo・au |
シェア音声4GBプラン | 1,780円~ | 4GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声6GBプラン | 2,280円~ | 6GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声8GBプラン | 2,980円~ | 8GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声12GBプラン | 3,280円~ | 12GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声14GBプラン | 3,880円~ | 14GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声20GBプラン | 4,280円~ | 20GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声30GBプラン | 5,280円~ | 30GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声40GBプラン | 6,280円~ | 40GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
シェア音声50GBプラン | 7,280円~ | 50GB/月 | 最大5枚 | docomo・au |
※表は横スクロールしてご覧ください。
ご覧の通り、非常に多くのプランが揃っている。少ないものは500MB/月から、多いものでは50GB/月まで選び放題。しかも、どのプランを見ても業界トップクラスの安さだ。
最大5枚のSIMカードを使える「シェア音声プラン」もあり、こちらは4GB/月から50GB/月まで選ぶことができる。
Y!mobile

通話無料サービスが特徴。キャンペーンも充実!
Y!mobile(ワイモバイル)は、イーモバイルとウィルコムが合併し、ヤフーと業務提携して誕生。現在はソフトバンクのサブブランドという位置付けの通信サービスである。通話無料サービスを以前から長く提供してきている。SIM単体でも契約が可能。料金体系が少々ややこしいのがネックだが、キャンペーンや割引制度が充実していて、それを考慮すればコストパフォーマンスにも優れている。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
スマホベーシックプランS | 1,980円(契約翌月から6ヶ月間) 2,680円(それ以降) (※1) | 3GB/月 | 1枚 | Y!mobile |
スマホベーシックプランM | 2,980円(契約翌月から6ヶ月間) 3,680円(それ以降) (※1) | 10GB/月 | 1枚 | Y!mobile |
スマホベーシックプランR | 3,980円(契約翌月から6ヶ月間) 4,680円(それ以降) (※1) | 14GB/月 | 1枚 | Y!mobile |
シンプルS (2021年2月に提供開始予定) | 1,980円 | 3GB/月 | 1枚 | Y!mobile |
シンプルM (2021年2月に提供開始予定) | 2,980円 | 10GB/月 | 1枚 | Y!mobile |
シンプルL (2021年2月に提供開始予定) | 3,780円 | 20GB/月 | 1枚 | Y!mobile |
※表は横スクロールしてご覧ください。
※1:「新規割」適用時
「スマホベーシックプラン」と「シンプル」の両方とも音声通話に対応している。特に「スマホベーシックプラン」は、1回あたり10分以内の国内通話を月に何回でもかけることができる通話無料サービスがセットになっているのが最大の魅力。
「シンプル」でも月額700円の「だれとでも定額」オプションをつけることで同様の通話無料サービスとなる。
さらに月額1,000円の「スーパーだれとでも定額」オプションをつければ、10分以内という通話時間の制限もなくなり、文字通り「使い放題」になる。これはどちらのプランでも使えるので、ご家族で使うにもよし、仕事で使うにもよし。
エックスモバイル

世界のHAPPYを目指す、SIM業界のチャレンジャー!
エックスモバイル(旧:もしもシークス)は、2013年10月に設立されたエックスモバイル株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービス。無料通話分を含むプランをMVNOとして国内で初めて提供。またSIMと合わせて、独自のルートで調達したというiPhoneを販売しており、そのことでネットユーザーを驚かせたことも。毎月の通信料金の1%を途上国に寄付する活動も行っている。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
音声プラン | 980円~ | 0GB/月~ (追加可能) | 1枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
MVNOとして初めて通話定額プランを提供開始したエックスモバイル(旧:もしもシークス)。基本プランとなる「音声プラン」に「かけたい放題ライト」または「かけたい放題フル」を追加することができる。
「かけたい放題ライト」は月額850円で10分以内の通話が定額でかけ放題。「かけたい放題フル」は月額2,300円で基本的には回数・時間ともに定額で無制限にかけ放題となる(ただし通話用途で無い利用には制限がかかる場合あり)。
懸念点があるとすれば、大手や老舗の企業も多く参入している格安SIM業界の中で、こちらの運営会社は小さなベンチャー企業。エックスモバイルを使う場合は、人柱になる覚悟が必要になるかも。
nuroモバイル

格安かつシンプル。SoftBank回線・au回線も選べる!
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービス。S・M・Lというシンプルでわかりやすいプラン仕様で、あまり難しいことを考えずに使えるのは魅力。翌月分のデータ容量を前借りできる機能が特徴的。格安の「お試しプラン」も用意されている。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
ドコモ回線 音声通話付き お試しプラン(D) | 1,000円 | 0.2GB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモ回線 音声通話付き Sプラン(D) | 1,400円 | 2GB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモ回線 音声通話付き Mプラン(D) | 2,200円 | 7GB/月 | 1枚 | docomo |
ドコモ回線 音声通話付き Lプラン(D) | 3,400円 | 13GB/月 | 1枚 | docomo |
au回線 音声通話付き お試しプラン(A) | 1,200円 | 0.2GB/月 | 1枚 | au |
au回線 音声通話付き Sプラン(A) | 1,480円 | 2GB/月 | 1枚 | au |
au回線 音声通話付き Mプラン(A) | 2,800円 | 7GB/月 | 1枚 | au |
au回線 音声通話付き Lプラン(A) | 3,680円 | 13GB/月 | 1枚 | au |
ソフトバンク回線 音声通話付き お試しプラン(S) | 1,200円 | 0.2GB/月 | 1枚 | SoftBank |
ソフトバンク回線 音声通話付き Sプラン(S) | 1,680円 | 2GB/月 | 1枚 | SoftBank |
ソフトバンク回線 音声通話付き Mプラン(S) | 2,800円 | 7GB/月 | 1枚 | SoftBank |
ソフトバンク回線 音声通話付き Lプラン(S) | 3,680円 | 13GB/月 | 1枚 | SoftBank |
※表は横スクロールしてご覧ください。
音声通話が使える「お試しプラン」は、高速データ通信量はわずかしか使えないが低額さではトップクラス。
docomo・au・SoftBankの3回線が揃っているのも見逃せない。3回線で月額料金には差があり、docomo回線が一番安く、S・M・Lプランのコスパも抜群。
月額800円の「10分かけ放題」オプションもある。オプション料金も他社より安くて◎。
NifMo

付加サービスによる「おトクな仕組み」が魅力のSIM!
ノジマグループとなった老舗プロバイダ、ニフティ株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービス。最近はコストパフォーマンスを重視したサービスを展開しており、特に7GB/月や13GB/月のプランの安さは素晴らしい。キャンペーンもよく行われているので要チェック。付加サービスも充実しており、中でも専用アプリ経由でショッピングをすると毎月の料金が安くなる「NifMo バリュープログラム」が非常に特徴的。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
音声通話対応 3GBプラン | 1,600円 | 3GB/月 | 1枚 | docomo |
音声通話対応 7GBプラン | 2,300円 | 7GB/月 | 1枚 | docomo |
音声通話対応 13GBプラン | 3,500円 | 13GB/月 | 1枚 | docomo |
音声通話対応 30GBプラン | 4,300円 | 30GB/月 | 1枚 | docomo |
音声通話対応 50GBプラン | 5,500円 | 50GB/月 | 1枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
3GB/月のプランだけでなく、7GB/月や13GB/月のプランも十分に安くなった。高速データ通信もある程度使いたい方はNifMoを選べばお得に利用できるだろう。実効速度が比較的速いと評判も高い。
通常の電話回線による国内かけ放題サービス「NifMo 10分かけ放題」も、他社に後れを取ったもののようやく登場。月額830円で使うことができる。
キャンペーンが行われていることがあり、その時は申し込みのチャンスだ。
ショッピングやアプリダウンロードで月額料金が安くなる「NifMo バリュープログラム」や、家族で利用するとデータ増量などのメリットが得られる「NifMo ファミリープログラム」など、付加サービスも面白い。
DTI SIM

安さにこだわるMVNO。お得さではどこにも負けない!
DTI(ドリーム・トレイン・インターネット)が提供するMVNOのモバイル通信サービス。他社にあるサービスを、少し遅れて料金を安くして提供開始してくることが多い。半年間は0円で使える「半年お試しプラン」や、新規契約者向けに割引された「でんわ定額プラン」、1.4GB/日の「毎日1.4ギガ使い切り」といったユニークなプランにも注目だ。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
音声プラン 1GB | 1,200円 | 1GB/月 | 1枚 | docomo |
音声プラン 3GB | 1,490円 | 3GB/月 | 1枚 | docomo |
音声プラン 5GB | 1,920円 | 5GB/月 | 1枚 | docomo |
音声プラン 10GB | 2,800円 | 10GB/月 | 1枚 | docomo |
音声プラン 毎日1.4ギガ使い切り | 2,900円 | 1.4GB/日 | 1枚 | docomo |
でんわ定額プラン 3GB | 2,310円 最初の半年間は1,520円 | 3GB/月 | 1枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。

月次プランの月額料金の安さではピカイチ。DTIらしさが光る。かつてDMMモバイルに追いつけ追い越せといった値下げ合戦が行われたことも。
大容量の日次プラン「毎日1.4ギガ使い切り」も音声通話付きを選択可能だ。
「でんわ定額プラン」は10分かけ放題の「おとくコール10」がセットになったプラン。新規契約の方限定だが最初の半年間はとても安く使うことができるので初めて格安SIMに乗り換える方にもおすすめ。
エキサイトモバイル

細かい段階制プラン。SIMカード3枚コースも充実!
XTech(クロステック)傘下となったエキサイトが提供するMVNOのモバイル通信サービス。エキサイトモバイルの良いところは、10段階以上にも細かく分けられた段階制プラン、そして1つの契約で3枚以上のSIMカードが使えるコースにある。データ容量を無駄なく利用したい方、複数の端末を所有する方にはもってこいの格安SIMだ。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
でんわパックプラン 従量 | 1,900円~ 3,450円 | 0GB/月~ 10GB/月 | 1枚 | docomo |
でんわパックプラン S | 2,650円 | 5GB/月 | 1枚 | docomo |
でんわパックプラン M | 3,880円 | 15GB/月 | 1枚 | docomo |
でんわパックプラン L | 6,980円 | 35GB/月 | 1枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
※「最適料金プラン」「定額プラン」はSIM1枚につき月額700円で音声対応が可能
音声通話がオプションとなっており、SIM1枚につき月額料金に700円をプラスすれば使えるようになる。
エキサイトモバイルで注目なのは、段階制の「最適料金プラン」だ。1ヶ月のうちに使った高速データ通信量に応じて月額料金が決まるシステムになっており、データ通信も従量制のように使うことができる。
「最適料金プラン 1枚コース」なら音声通話付きで月額1,200円から利用することができるぞ。
@モバイルくん。

3G使い放題プランにオートチャージ等、個性が光るSIM!
SORAシム株式会社が提供するMVNOのモバイル通信サービス。親しみやすいネーミングが良い。オートチャージの機能を持った段階制の「もっと使ったぶ〜んだけプラン」や、無制限で3Gによるデータ通信ができ、旧世代の通信方式ながらそこそこの速度を出すことができる「3G使い放題プラン」など、特徴的なプランが光る格安SIMである。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
もっと使ったぶ~んだけプラン | 1,200円~ | 500MB/月~ | 1枚 | docomo |
なっ得プラン | 2,900円~ | 5GB/月~ | 1枚 | docomo |
通話もできる10GBプラン | 5,000円~ | 10GB/月~ | 1枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
「もっと使ったぶ〜んだけプラン」は月額料金が1,200円から使えるというプランである。
高速通信を500MB/月から利用できるのもポイント。オートチャージの仕組みがあり、500MBを超えてデータ通信を使った時は自動的にデータ容量がチャージされ、1GBチャージまでは500MBごとに500円、2GBチャージまでは500MBごとに400円、それ以降は500MBごとに300円ずつ加算されていく。チャージ料金はあいにく安いとは言えないので、いざという時以外はできるだけ節約したいところ。
オートチャージの上限はユーザー側で設定できるので、使いすぎの心配は無く、そのあたりは安心。
利用に応じて「@ポイント」を獲得でき、そのポイントを月額料金の支払いやデータ容量の追加に充てることもできるお得な制度もある。
hi-ho LTE typeD

3GB/月でSIM3枚を使えるプランが安い!
株式会社ハイホーが提供する、MVNOのモバイル通信サービス。3GB/月でSIM3枚のプランや、より安い2GB/月のプランなどが用意されており、親会社のIIJにはない特徴を出している。データ容量の翌月繰り越しやバースト機能などにもばっちり対応。
プラン名 | 月額料金 | 高速通信容量 | SIM枚数 | 回線 |
---|---|---|---|---|
エントリー | 770円 | 2GB/月 | 1枚 | docomo |
ミニマムスタート | 933円 | 3GB/月 | 1枚 | docomo |
アソート | 1,409円 | 3GB/月 | 最大3枚 | docomo |
ファミリーシェア | 2,838円 | 10GB/月 | 最大3枚 | docomo |
※表は横スクロールしてご覧ください。
※SIM1枚につき月額700円で音声対応が可能
月額料金に700円をプラスすれば音声通話機能を使用可能。
「アソート」と「ファミリーシェア」でSIMカードを3枚まで使うことができる。特に3GB/月の「アソート」はなかなかお得。