複数枚(2枚・3枚〜)のSIMカードを使える格安SIMを比較

このエキサイトモバイルは、格安SIMが広まり始めた初期の頃から複数枚プランに力を入れてきたサービスの1つ。

新プランの「Fit」や「Flat」もしっかり追加SIMに対応しているぞ。追加したSIMとはデータ容量を分け合える。

• 「Flat」で0GB・3GBのプラン：追加SIMは2枚まで（＝合計3枚まで使える）
• それ以外のプラン：追加SIMは4枚まで（＝合計5枚まで使える）

追加SIMの月額料金は以下の通り。

• 音声SIM：1枚528円
• SMS付きSIM：1枚462円
• データSIM：1枚220円

段階制の「Fit」プランで複数枚のSIMを使えば、使用頻度の低いスマホにSIMを刺したい場合など、限りなく安い料金で追加することができて便利。通信費の節約にはピッタリだ。

定額制の「Flat」の0GBプランで複数枚のSIMを使うというユニークなことができるのもエキサイトモバイルならでは。例えばデータSIM3枚なら月額990円（1枚あたり330円）、音声SIM3枚なら月額1,716円（1枚あたり572円）という、他に類を見ない安さとなる。

イオンモバイルで複数SIMを使いたいなら「シェア音声プラン」を選ぼう。このプランならSIMを最大で4枚追加（＝合計で5枚まで利用）できる。データ通信量はシェアされる。

2枚目・3枚目はデータSIMなら追加料金なし。音声SIMか、またはSMS付きSIM（ドコモ回線のみ）の場合は以下の料金が発生する。

• 音声SIM：1枚220円
• SMS付きSIM：1枚154円
• データSIM：0円

4枚目・5枚目はこれに加えて、1枚220円のSIM利用料金が別途かかる。

3枚目までは少ない追加料金で使える…と思いきや、「シェア音声プラン」は普通の音声プランより月額料金が330円ぐらい高くなっているので、結局トントンである。

もっともイオンモバイル自体が他社をリードするレベルの格安さなので、全体で見ればやはりお得。

Y!mobileの特徴の1つとなっているのが「家族割引サービス」。2回線目以降の月額料金が1,100円引きと結構大きい。

対象も広めで、同居している家族はもちろん、遠くに住んでいる親戚（親等数に制限は無い）や、同居している恋人・パートナーであってもOK。証明するための書類を提出し、確認が取れれば適用できる。

9回線まで値引きを適用することができるので、どんどん誘ってみんなでお得になろう。

さらに時期によっては、キャンペーンで「親子割」などが提供されたりするので要チェックだ。

LinksMateも追加SIMに対応しており、最大4枚まで追加できる（＝合計で最大5枚まで利用できる）。追加SIMの月額利用料は以下。

• 音声SIM：1枚990円
• SMS付きSIM：1枚330円
• データSIM：1枚198円

カウントフリー機能は追加SIMでもちゃんと使える。ただしゲーム連携できる数はSIMを追加しても増えたりはしない。そりゃそうか。

LinksMateには100GB越えの超大容量プランもあるので、複数SIMにしてデータ通信量を分け合って使うには良いかも知れないが、それらのプランは月額料金が非常に高い。契約する人はいるのだろうか…？

SIMカード追加オプションである「容量シェア」が用意されており、最大4枚まで追加（合計5枚）することができる。

追加の月額料金は以下の通りだ。

• 音声SIM：1枚572円
• SMS付きSIM：1枚572円
• データSIM：1枚440円

音声SIMはかなりの安さでGOOD。一方でSMS付きSIMやデータSIMは他社よりちょっと高めとなっている。

「ギガプラン」は、複数SIMの利用はできなくなってしまったが、「データシェア」の機能は利用可能だ。これは同一IDで契約したSIM同士でデータ容量を分け合える機能で、「ギガプラン」であればSIMの種類（音声・SMS・データ・eSIM）が違っていてもOK。

特徴的なのがシェアグループを作れる点で、例えば親と子でグループを分けたりして、同じグループのSIMとはシェアするけど別のグループのSIMとはシェアしない、といったことが可能だ。IIJmioの柔軟性がここでも発揮されている。

また、データ容量をプレゼントする機能も同時にリリースされた。同一契約のSIMまたはシェアグループ間でいつでも何度でもプレゼントできる。

mineoは複数の回線を契約する方にうれしい機能・制度がたくさんある。

まず1つ目は「パケットシェア」。当月中に余ったデータ容量がある場合、翌月になったらそれを家族でシェアできる機能だ。契約者と住所が同一であれば、最大10回線までシェアできる。

2つ目は「複数回線割」。お一人で複数の回線を契約する場合に有効だ。最大10回線まで適用でき、全回線の月額料金が55円割引される。

3つ目は「家族割」。その名の通りご家族みんなで利用する方向けで、こちらも最大5回線まで月額料金が55円割引される。「パケットシェア」とは違い、住所が同一で無くてもOK。主回線者から3親等以内であれば、離れて暮らす家族でも適用することができる。

UQ mobileでは家族で使う方向けの割引に力を入れている。

「家族割」「親子応援割」などの名前でキャンペーンがよく行われている。高頻度でテレビCMをやっているので記憶にある方も多いだろう。割引額や条件も時期によって変わるので、公式サイトでチェックしてみて欲しい。

受付は期間限定。割と長期的に行われるようだが、急に終了することもあるので契約する際はお早めに。

BIGLOBEモバイルは、複数枚のSIMでデータ容量を共有できる「シェアSIM」と、合計の月額料金を安くできる「BIGLOBE家族割」の2種類を選べる珍しいサービス。

「シェアSIM」は3GB以上のプランで対応している。SIMカードは最大4枚まで追加できる（＝合計5枚まで使える）。追加SIM月額利用料は以下の通り。

• 音声SIM：1枚990円
• SMS付きSIM：1枚352円
• データSIM：1枚220円

音声SIMを追加する場合、主SIMも音声SIMである必要がある。

そして「BIGLOBE家族割」は、2回線目以降（家族会員の2人目以降）の月額料金を220円引きにしてくれる制度だ。こちらはすべての料金プランで利用が可能（シェアSIMを除く）。最大で4回線まで追加できる（＝合計5回線まで利用できる）。

これならデータ通信量はシェアされず、一人一人付与されたぶんだけ使うことができる。

「シェアSIM」と「BIGLOBE家族割」は性質が異なるのでうまく使い分けよう。データ容量を分け合うなら「シェアSIM」、別々に使いたいなら「BIGLOBE家族割」だ。

「NifMo ファミリープログラム」は、文字通り家族で利用する方向けのプログラム。

複数の契約をまとめることによって便利な機能が利用できるようになる。まとめ方としては、親IDを1つ選び、そこに子IDを紐付けるといった感じだ。最大で7契約（親ID1つ＋子ID6つ）まで。

データ容量を各契約で共有できる「容量シェア」のほか、親ID・子IDともに毎月0.5GBずつボーナスのデータ容量がもらえる「ファミリーおまとめボーナス」がお得。

1契約あたりのボーナスは小さいものの、例えば4契約あれば合計で2GBもらえて、しかもシェアできるわけで、家族みんながお得感を得ることのできるナイスな制度となっている。

「VSプラン」〜「VLLプラン」なら「パケットギフト」により、自分の高速データ容量を他のnuroモバイルユーザーに贈ることができる。同じキャリア回線同士（docomo回線同士、SoftBank回線同士、au回線同士）であれば、自分や家族だけでなく誰にでもギフト可能だ。

mineoの「パケットシェア」と異なるのは、前月から繰り越されたデータ容量がギフト対象になっていない点。つまりギフトする時には、基本的に当月中に付与されたデータ容量から贈ることになる。利用期限が近い方ではなく、遠い方から贈らなければならないのは少々デメリットか。